インナーマッスルトレーニングの意味と勧め (2)

インナーマッスルとアウターマッスルについての、
興味深い特徴がある。

(1)筋肉の使用感覚について

アウターマッスルについては、筋肉を使っている使用感がある。
例えば10Kgのバックを手で持ち上げたとき、
手の外側の筋肉に「ずん!」という重さを感じる。
だがインナーマッスルには重さを感じ取るセンサーはない。
腕の内側の筋肉にはそのような使用感は感じられないのが解るだろう。
実際に実験してみてほしい。

(2)インナーマッスルとアウターマッスルのパワー比
インナーマッスルとアウターマッスルを輪切りして断面をみてみる。
明らかにインナーマッスルが太い。
アウターマッスルは細く、繊細に何本もの筋として分かれている。
アウターマッスルの役割は筋肉を動かす方向性を指示する役割を持ち、
インナーマッスルは筋肉を動かすためのエンジンの役割を持つ。

アウターマッスルに筋肉の使用感があるのは、
筋肉を向ける方向指示を感覚的に持つために与えられたものだろう。

(3)インナーマッスルは体を支える抗重力筋。
体を倒れないように支える筋肉群は、太い筋肉のインナーマッスル
細いアウターマッスルを体を支えるのに使用すれば、慢性しこり化する。

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使用感のないパワフルなインナーマッスル筋群を鍛える事こそが、
若々しい肉体をキープする秘密でもある。
インナーマッスルはアウターマッスルに比べて加齢してもなえにくい性質を持つ。
インナーマッスルが鍛えられ関節がしっかりとはまる
すると

(1)血液などの体液が理想的なめぐり方を示す/肌がみずみずしく、筋肉も柔軟に
(2)骨格が整い姿勢が正される/理想体型への近道

ただ、インナーマッスルレーニングはメリットは多いが、
ほんとうに高度な専門的な鍛え方のノウハウが必要だ。

そのノウハウを知りトレーニングを始めると、
信じられないくらい血流を改善できるのだ。
レーニングをおこなう過半数のものが、
驚異的な眠気とだるさを感じる。
確実に身体が改善されていく事も、
筋肉の質や体型の変化により理解できる。

良質なインナーマッスルレーニングを体験すれば、
やみつきになり、理屈抜きに体の変化を喜び受け入れだすようになる。

それを習慣化でき人生を送れる人ほど養生が行き届いた人といえるだろう。