健康友の会での『立ち方談義・・・』^^1

7-8年前(?)、鍼灸師、カイロプラクターなどの方々が集まって、
健康友の会という定期的な座談会を持っていました。

そのときに長年空手をされていた鍼灸師の男性と、
「立ち方」の足の裏の重心点について、話し合いました。
彼は常に爪先重心がポイントだと考え、
僕は踵重心でという感じ。

いま考えてみると、彼は空手で爪先重心でトレーニングを積んでおります。
日常生活にもそれは持ち込まれています。
攻撃型スタイル

僕は日頃、踵重心。
それをもとに腸骨筋・大腰筋を活かした立ち方はどうすればいいか模索中という、
防御型スタイル

僕は持久力が必要なワーカーとしての仕事をしていたので、
防御型スタイルを選びました。

攻撃型スタイルでワークをおこなうことは大変つらいんです。
意味合いとして、爪先立ちの「馬歩立ち」訓練をし続けるのは厳しすぎる。
踵立ちだったらどうにか許せるという感じでした。
(注:「馬歩立ち」とは、空気に腰掛けた状態で座りつづけるトレーニングのこと。
「空気椅子」と言った方がわかりやすいかも)

空手のような武道やスポーツには、
攻撃と同時に爪先に重心をかける必要があります。
踵重心のみで戦っていれば攻撃のときの突進力が稼げません。
だから踵重心のみできればよいわけではないのです。
爪先重心になる感覚やトレーニングも重要です。
爪先重心でも体のバランスをキープできる体力、
体重移動による運動神経が必須でしょう。
ただ日常生活で爪先重心がほとんどでは、
試合前に慢性疲労に。
試合前にうまく踵重心で休めているかもポイントになるでしょう。
試合に影響が出ます。それに選手寿命にも影響が出ると思います。

ただ、ハイヒールをはいたとき爪先重心に強制的になります。
そうするとちょっとハイヒールは攻撃型養成ツール。
シューフィッターのテキストを読むと同意見とされています。
この点、気になります。

日常的な立ち方や立位で動きをもつとき、
あなたは爪先重心の攻撃タイプですか?
または踵重心の防御タイプですか?
またはその二つのタイプを使い分けられる理想型ですか?

踵重心で日頃体を十分休めてエネルギーを貯めます。
そしてここぞの攻撃の時にのみ爪先重心にして貯めたエネルギーを放出しよう。
これが理想型と思います。