体のとらえ方(固体と液体)

『体液の流れを観てみる。感じてみる。イメージしてみる』
その感覚で体を観れるようになったとき、
人の体を見るときのクォリティが上がりました。

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ワークの際、血液の流れ方(量とか温かさ)に注意します。
またリンパ節周辺のしこり状況をみて、リンパ液の停滞状況を予測します。
カッピング(吸玉療法)をして、
体内の油分が酸化しているものが停滞している分布や量を観ます。

体液の流れを知りたいのです。

もちろん筋肉の硬化についてチェックします。
体液を流しているかどうか?という視点でみています。
筋硬化が生まれているエリアは、体液の流動性を閉ざします。
体中に血管やリンパ管のようなチューブが配管されています。
そのチューブを硬化した筋は圧迫して流れを悪くするのです。
慢性的な筋硬化があれば体の末端へ行くほど影響は拡大し、
体液の循環が悪くなります。
また関節のずれは関節回りの筋肉を確実にしこり化します。
関節部分は体液を通るチューブも詰まりやすいネックです。
水道管もカーブ部分にものが詰まります。
それと同じです。

ではその体液の流れを止めている筋硬化部分を解放すればどうなるだろうか。
という意味合いをもって体の筋硬化が起こっている部分を考える。

どのような優先順位で筋硬化をリリースすればいいのか見えてきます。
そして深さ、量は・・・?

自分なりのレベルですが、大きな発見です。
筋硬化が解放され体液がどう流れていくかシュミレートする。
すると構造的に左右脚部の筋硬化を同一硬化にまで解放していけばいい、
という回答ではない答えがはっきり見えてきます。

以前は物理的な法則の、それもブリッジやビルディングの構造力学的なものの見方、
そこまででしか割り出せなかったのです。
(固体)として、とらえるほうがシュミレートの際、計算が容易。
物理の公式など難しいレベルでの計算までは至りませんが、
その関係の書籍を読み例題集を解きました。
構造体の固体としての認知力はつきました。

同時に多量の疑問・矛盾を見つけました。

筋解放後にどのように体液が流れ始めるかイメージし、
(液体)として、とらえていくほうが日頃疑問に思う矛盾点が氷解し減少します。

ワーク時に体液の流れを意識すれば効果が上がる感触は強く持ちます。

(体液流通の実測データがほしい!!どこにあるのだろう)