ワーク間隔の決め方の考え方

ワークを受ける際、
週一度ペースにという規定についてですが、
それは私どもの都合でそうさせていただいているものではありません。

ワーク初め頃は元の悪いコンディションに戻りやすい。
そのことは理論的に説明がつくことなのです。
筋肉の筋疲労を溜める要素はいくつかあります。
・外傷
・習慣的パターン
・姿勢
・過用からの緊張
代謝性の要因(ホルモン異常など)
・インバランス(脚の左右の長さの違いなど)
・そして今まで溜めてきた体内に多く残存するしこり化した組織

この中のいくつもの要素が身から離れないうちは、
筋膜の機能異常を再度引き起こしやすい時期です。

ですのでワーク初め頃はご自身の体の状態を把握して、
その軽重を考慮してペースを決めなければなりません。
そうしなければせっかくワークを行い掘り進めた成果を、
より深く掘り進める手を下す前に自らがふさいでしまう。
それでは効率がよくないのです。
自ら掘り進めた穴をふさぐ前に、
より深く掘り進めるよう畳み掛けて進んでいく。

そしてある程度ゆとりあるところまで掘り進められたとき、
上記の筋膜の機能異常を起こす要素が改善されて安定期に入るのです。

そうなればワーク間隔を多く空けることで体の状態が戻りがどの程度あるか?
そのような様子を見る、というようなことをすることもOKです。

その計算がありますのでワークをはじめる初期段階では、
ワークを受ける間隔をあけすぎないことをお勧めします。