ボディチェックでのひとコマ---1

整形外科に行って見ていただいた方が、
ボディチェックにこられるとき。

MRIやCT、レントゲンで骨格や筋肉の状態を映し出す。
それをみて整形外科の先生方が診断をする。
するとその画像診断上では問題ある箇所がない。
すると問題がないという。
だがお客様は痛みや筋の引きつれなどの不快感を感じている。
自分のつらさが解ってくれないとき、
とても寂しい気持ちになることがある。

この場合身体の中でどういうことがおこっているのでしょうか?

とある場合のひとコマ。

ボディチェックで身体の中にできたしこり分布を把握すると、
お客様の訴える箇所に牽引痛がでる筋緊張を引き起こす筋肉を見つけられる。
たまたま痛いと訴えている箇所が、
重篤な症状として変質や変形している状態ならば、
画像診断ではっきりとその異常が写る。
だが痛みを感じる問題箇所が痛みを発生させる本体ではない場合。
きつい痛みを引き起こすような強いしこりや筋肥大部分は、
痛み箇所よりも離れた箇所にある。
そのようなことは頻繁にある。

そして体内の筋膜バンドの引き連れている様子を
筋膜の流れを読むのものはお客様が言う不快感が出る場所を理解できる。

そういうときに自分が苦しんでいる箇所を、
「そうですよね。
ここの筋肉はあちらの大きな筋肉のしこりの影響下にあり厳しく牽引痛が起きる場所ですからね。」
そういわれて納得していただけることもあります。
説明するときに牽引痛を発生させる筋肉を
「ここですよ〜」というように手で触れながら指摘しますのでわかりやすいからでしょう。

お客様のなかには自分が苦しいということを人に訴えても、
解ってもらえなくてつらかったのが解ってもらえる人がいてよかった、
そうおっしゃられる方もおられます。
その気持ち痛いほどよく解ります。