背部が緩みだしてきて感じる不快感を利用

ワーク期間中に肩甲骨と肩甲骨の間あたりの感覚がするどくなるときがある。
そこに不快感が生まれてきます。

このときが首を適度に伸ばし、
あごを後方に引いて、
自分の頭の置く場所を見つけやすい時期です。
この不快感はくびの骨の頭を支える力を引き出して頭をおく場所を見つ
けられると今感じる不快感が減少していくところです。

無理のない範囲で、
左右の肩甲骨内側を1cmほど閉じるようにしてから、
肩の上に頭を乗せるようにトレーニングしてください。
くびの骨を使って頭という重いものを楽に乗っけられるポジションは?
もう少し後でしょうか?
もう少し左でしょうか?
頭頂部が浮き上がる風船のバルーンで浮力を得たように、
イメージを持ってみるとどうでしょうか?
そのとき少し後斜めに耳の上先端が引っ張られているように感じると?
聴覚の力を使って、
後にある音をよ〜く聞き取るときは頭は後に下げやすいでしょうか?

少しずつ頭が浮遊している、
空中に浮いている感じがつかめる場所を見つけていきましょう。
その位置が見つかれば肩も自然に緩み落ち着いてきます。

すぐよい場所が見つからなくても大丈夫です。
少しずつ頭をこのように動かすことで、
いつもの首を酷使し続けていた場所を休めてあげます。
それがこのわずかなトレーニング中に大きく行われます!
そしていつもの首酷使パターンよりも
ずっと快適な位置があることに気づいていただければ、
それこそが質のよい体の位置を自分で身につけたことになります。

頭の位置を捜し求めるトレーニングは
時間をかけて数ミリ単位でゆっくり動かすことがポイントです。

筋肉トレーニングとはまったく別の世界。
自分の首の周りの筋肉たちの協調性をアップさせる感覚トレーニング。
賢いバレエダンサーたちは有能なトレーナーなしで筋トレをすれば、
体型が悪くなることを知っていて、
このような筋肉を繊細に感じるセンスをアップしていくことに努めます。

力とは無縁の世界です。
または筋力以上に筋感覚バランス力を繊細に制御するほうが、
数段すばらしい質のいい動きとなります。

周りの人に何をやっているか気づかれないトレーニングでもあるので、
ぜひ!