プロの世界・・・野球投手編

知り合いのプロ野球投手のサポートをしている方のお話。

プロ野球の世界。
生き残り続けるためには、

・後続の追随に打ち負けないこと
・怪我をせず、日頃の体調管理に気をつけること
・実力を維持発展させる

有望な新人投手が毎年ドラフトなどで入団する。
それとともにそのチームに不要と判断されたものには解雇が言い渡されている。
椅子とりゲームの椅子の数は一定。
その椅子に自分の不動のプレートをはることができる保証はない。
だから実力が台等してきたチームメイトの投手にも、
自分のかかりつけトレーナーを紹介することは少ない。
後輩への投法アドバイスをするものもプロであるがゆえに少ない。
同じ出身校の別チームのものもやはりライバル。

ともに手を取り成長していく場面も、
優勝という目的をひとつにしていればあるだろう。
だが毎年入団前に解雇をいわれ友が去っていくことを経験する。
そこには複雑な感情が渦巻くだろう。

プロであれば互いにライバル。
その点は譲れない。
その厳しいなかで生き残る。
他投手と同じメニューを取り入れ安心していれば、
数年後に有能な後輩に押しやられるかもしれない。
または他のものがエースとして台等するかもしれない。
自分の席がなくなるのではという危機感はあるはずだ。
自分の目で選び取れるセンスやその人をバックアップする人たち。
そしてその選手の人徳なども長く現役を続けるためには必要になる。
中には広島カープの(チーム佐々岡)のような、
佐々岡投手をバックアップするチームをつくることもある。
長い現役生活を故障を少なくして活躍するには必要だろう。
特に投手の場合には、変化球を投げる比率が増えているそうで、
肘や肩にかかる負担を放置すれば選手生命は短命になるでしょう。
肘や肩に負担がかかっているようでいて、
裏ではそれ以前に膝や足首にそれ以上の負担がかかります。
でもそれに本人が気付くことは少ないですし。
この自覚がなければ肘や肩のケアが効果を示さなくなる。。

チームの監督やコーチが変われば、
レーニングメニューも変わる。
チーム側が送るメッセージを受け取り対応する。
それができなければ自分のロッカーがなくなる。

知人がそのような選手のバックアップに奔走している。
並大抵のご苦労ではないと思う。
ただ私としては知人がかかわる選手の活躍をテレビで見ると
ついつい嬉しくなりますね。