書籍紹介:『朝3分の寝たまま操体法』

書籍:朝3分の寝たまま操体法
著者:西本直
出版:講談社+α新書
『肩、膝、腰、股関節の痛みの原因はすべてカラダの「歪み」にあった。
布団のなかで万病を治す9つの快楽カラダ革命術。
背骨を中心にキモチイイと感じる「動き」をするだけで元気になる、
快楽超健康法を大公開する。』

タイトルどおり寝たまま操体法
朝起き掛けに3分間寝たまま操体をするようにということで、
誰でもがやりやすい操体法を紹介している。

それ以外に読み進めると、
体についての捉え方に造詣深いことに驚く。
「うんうん」ととてもうなずけることが多い。
新書でさらっと語られるような内容ではないことが、
解りやすく書かれていた。

たとえば「痛みが治ってもカラダは治らない」などもうなづけます。
痛みについて発痛原因が究明されないまま痛みが引いても、
時として痛みが体内で封印されているときもある。
腰部にぎっくり腰のような痛みを感じてから数週間後痛みが引く。
だがたいていの方がその腰部部位に
ボディチェックで「ここなにかありましたね」
というものが発見される。
痛みという体が発するメッセージを受け取れなくなる時期がある。
そこを見逃してしまったら、
体内ではその炎症は強まる。
後で気付いたときには大変な状態となっている。
多くの方がこのステージまできてから大変さに気付き、
長期間をかけて体をケアしなければなりません。

また長期間、体をいたわりながらスポーツを楽しみたい方にもお勧め。
著者がプロスポーツ選手のトレーナーをなされています。
随所にそのトレーナーとしての視点が覗けて興味深い内容です。

著者のホームページ

トレーナーズルーム「からだ工房」
http://ww6.enjoy.ne.jp/~nissy/index2.html