ナースのためのコーチング活用術を読んでみて

「こうなったらいいな」という願望をもつことがある。
ですが日常ではそのような願望はもやもやとしたもの。
その願望を手に入れるまでには到らない。
そのようなもやもやした願いを持ち、
未成就の山を築くことで自信を失う。
(私のよくあるパターン)

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目標達成のための手助けとしてのコーチング。

コーチングの基本ステップは以下のようなもの。

第1ステップ ゴールを決める
第2ステップ 現状を知る
第3ステップ 障害と強みを知る
第4ステップ 戦略を練る
第5ステップ ゴールを再確認する
第6ステップ 行動を促す
第7ステップ コーチングの効果を確認する

(書籍「ナースのためのコーチング活用術」:医学書院-より)

体の状態が変わるまで、
心の中でいくつもの迷いや葛藤で揺れ動く。
自分がどうなりたいか冷静に言葉に出す前に、
この不都合な点からただただ逃れたいという本能的衝動が先走るとき。
ゴールを決めたり現状を分析したり、
障害になるものや強みとなるものを把握することなく戦略を練る。

よほどの幸運が訪れない限り、
自分の求めていたゴールにはたどり着くことはできないだろう。

原因があって結果がはじき出される。
目的地が明確に「どこ」なのか?
それに目的地にいく最適な乗り物を選ばずに旅に出ればどうなるだろうか。

簡単な仕事であれば闇雲に探し回ってもいい。
労力や時間のロスはあるが目的地は見つかる。
だが問題が複雑かつ時間的制約があれば闇雲に探しても成果は上がらない。

天竺へ経典を求めて旅立った三蔵は天竺という目的地があった。
だがかつての交通事情では飛行機や汽車などの交通機関はない、
気の遠くなる遠方へ苦行の旅の末、経典を持ち帰る。
そのような苦行を受け入れれば、
遅い乗り物でもルートを知っていればたどり着くはず。

だが三蔵までの苦行を受け入れる自信がないし、
目標設定を明確にしていくスキルも学んでは来なかった。

そのようなとき、
セルフコーチングで上記の第1ステップ〜第7ステップまでできるかどうか。
またはパーソナルコーチに目標達成の手助けを借りるか。
そうすることで成功率は向上するそうです。

コーチに話を聞いてもらい自分の可能性を発揮する手助けをしてもらう経験。
やさしいナースがこのスキルを発揮していただくことは心強いですね。^^)