ボディワイズに来た方へよく行うアドバイス。
「腹筋をしすぎて腹直筋を固めないでください」
腰痛がひどくなってしまったり、
体を支える力が弱く感じられることで、
腹筋を鍛えようと思う方がおられます。
そのような方のおなかを触ってみて、
腹筋よりもより奥の内臓を観てみる。
するとごりごりというしこりや、
硬化した腹直筋、
固まったみぞおちなどを見て取れるときがある。
自分の腹部の状態を気付いていない人が多い。
そして内部にある腹筋の奥の固さをしり、
始めて私が言う「腹筋をしすぎないでね」という意味が解るし、
そうしなければならないと本人も直感する。
その直感は正しい判断を生みます。
腹筋を鍛えることも確かに大切です。
ですがそのためには呼吸の乱れをなくすこと、力まないこと。
それができないときには過度の腹筋運動は、
内臓部の不調を助長することがあります。
それに気付かないで腹筋をすれば、
自ら体を厳しい状況へと陥れることをしています。
内臓の固まっていく力が強まってしまいますので。
できればしっかりしたエクササイズのなかで腹筋を鍛えたいものです。
ピラティスでは、
腹筋を良く使います。
それをして良いかどうかは、
自分の肉体状況で実際に試行してみて様子を見てみる必要があります。
その試行ではしっかりとした背中の基礎ポジションや呼吸法を押さえること。
その基礎要領については書籍からつかむことが難しいものです。
必要であれば費用の負担は痛いがスクールやクラスに数度でも通うこと。
そうすることで基礎が押さえられれば安心してエクササイズを実行できます。
腹筋を鍛えるためには
慎重に自分のおなかの状態を気にしてからのほうが良いようです。