しこりの硬度を数値レベルで評価しよう!

しこりの硬度を数値レベルで評価する目安について。
血液循環療法の見方が一般の方に解りやすいと思います。


『しこりの硬度目安とグラフ』大きめでごめんささいm__m
http://image.blog.livedoor.jp/bodyworker/imgs/3/2/326d379d.jpg


グラフを付したのは、
【数値0】の正常レベルと【数値3】との開きの大きさを、
ビジュアルで印象つけて欲しかったので。


【数値-1】は筋肉を押しても抵抗がない。
【数値0】は正常で問題ない。
【数値1】は容易に温熱療法やストレッチやセルフマッサージで改善可能。
【数値2】はしこりが急性ではなく慢性傾向がある。表層筋が強く硬化。
【数値3】はしこりが慢性化。深層筋までも筋収縮力が失われている。


また適宜【数値3】以上の硬化を見つけて【数値4】とか【数値5】とか。
もともとしこりは骨と同じコラーゲン組織。
それが寄り集まり硬くなると骨と同じ硬さ近くまで筋肉が硬くなります。


おそらく【数値0〜2】はリラクゼーション目的のケアを受けることで、
それに見合った成果が感じられると思います。
心地よいマッサージを受けるのもよいでしょう。
全身運動になるエクササイズなどは理想的です。
ぜひさらなる状態の向上を狙っていただきたい!


ただ【数値3以降】のしこりを持つとき。
専門家にケアを依頼した方がいいと思います。



筋膜リリースの専門家も、
素直に他の先生に解放していただけるようにお願いします。
ワーカーは肉体労働者です。
多忙で自分の身を削ることもあります。
自分にいつしか硬い数値3かそれ以上のしこりを
見つけることがあります。
ワーカー同士が情報交換で互いにデモをするときに、
『君、ここ硬すぎじゃないかい?』
という一言で慌てふためくことってあるのです。


その際、
内臓の硬化ばかりは自分でリリースしようとしても、
患部に直圧をかけるだけで追いつけるものじゃない。
そこですかさず『お願いできますか?^^1』となることも。


余談ですが・・・。
腹部大動脈の動脈硬化は子供の時期から始まるといわれています。
幼児のときは脂肪斑で大人になるとアテローム斑。
後者は粥状硬化して高齢者になると石のように硬くなる方もいる。
ただ20代でも生活様式のためか驚くほど硬い人も多いようです。
・・・というのを見つけられると、
とたんに目が点になるのはみなさま同じです。


私も自分の大動脈が硬くなったところを見つけました。
地道に自分でどこまで溶けるだろうか?とがんばりました。
自分なりに工夫をこらしたセルフケア方法で4カ月以上かかりました。
ゆっくりやったつもりはないのですけど。
効果と安全性を確保できる先生に任せた方が、
費用はかかりますが効率を考えれば優るはず。


【数値-1】という筋肉の活力が失われている状態について。
この部分は圧をかけても数値0の正常値に戻りません。
それでワーカーに見過ごされることが多い場所でもあります。
全体の筋肉が硬化したり萎縮しているバランスの崩れにより、
【数値-1】が生まれたとき。
全身のしこりの硬度が正常化することで、
【数値-1】も正常化傾向へ移行することもあります。
それを期待しての事です。


ただ実はこの【数値-1】。
その部分と脳の神経的なやりとりを理解すると、
重要な意味があることに驚きます。
【数値3】と同様な意味合いがあるように感じます。
筋膜リリースでは直接的なアプローチ対象になりづらいですが、
他の方法でケア対象と考えるといいでしょう。

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いつかお時間のありますときに、
自分の体のあちこちをチェックしてくださいね。
関節周辺に【数値2〜3】を発見しやすいです。


【数値0】の理想状態ははいはいするちょい手前の
赤ちゃんの筋肉という感じです。