腹部をゆるめることはとっても大切!


腹直筋。


腹部の表面に位置する筋肉です。
付着点はみぞおちのちょっと上の剣状突起から恥骨まで。
縦のバンド状に伸びています。


故意に腹直筋を鍛える運動は、
あまり好きではないので勧めません。
正しい腹筋運動が適わなければ、
腹直筋を固めることになるからです。


ですが腹直筋をストレッチさせることとなると話は別です!
腹直筋は柔らかく伸ばしてあげる運動は大切です。


[腹筋が柔らかいメリット]
・内臓の圧迫を避けられる。
腹式呼吸をしやすくする。
・腹直筋が和らげば腰部がゆるみます。(腰痛低下)
・股関節の柔軟性にも影響を与えます。(股関節が緩めば全身が緩みます!)


たとえば腹筋が緩める操作をするだけで
前屈が『ぐっぐぐぃ〜』と驚くほど曲がる人もいます。
てのひら分くらい余計からだが柔らかく伸びるし、
それがそれで苦もなく気持ちいい。^^)
個人差はありますが、
それほど大切なところですということ。


日頃から全身を隈なく筋肉を伸ばすトレーニングすることが大切。
そうすれば腹直筋もストレッチしていることになりますから。


ですがデスクワークで座りっぱなしの作業を行うと、
自然と前傾になり腹部を縮めます。
足を組みたくなる人もいます。
姿勢が正しい常態から長時間遠のけば、
必ず腰に負担がかかります。
それは同時に腹部にも筋緊張を強いることを意味します。


腹筋よりも腹部はやさしくストレッチ。
これがポイントです。


簡単に手を使って腹筋をストレッチすることもできます。


腹直筋を左右に分けて行います。
まずはおへその右側の腹直筋部分に左手を置き、
右側肋骨下部の腹直筋部分に右手を置きます。
そして手をおいた腹直筋部分を上下に引っ張ります。
引っ張る強さは300gくらいから試してみてください。
痛ければ引っ張る強さを弱めるように。
そのストレッチした状態を60秒〜90秒保持します。


次は右のおへそと右恥骨部分にそれぞれ手をおきます。
そして上記の要領でストレッチをしましょう。
右側が終了したら同様に左側も行いましょう。


気に入ったら定期的に行うようにしてください。
地味なテクニックですが大変有効なものです。
ぜひトライしてみてくださいね。