20代と70代のふともも断面のCT写真


大腰筋関連の本を観ていて。
20代と70代のふとももの断面CT写真が掲載されていました。


20代男性のふともも断面。
きれいなふとももの大腿直筋(ふともも前側の筋肉)とハムストリング筋、
共にしっかりとしていて太さもはし分ありません。
スポーツをしている男性をサンプルしたものなのでしょうね。


その下に配置されていた70代のふともも同位置でのCT写真。
大腿直筋はかろうじて。
ですがふともも裏側のハムストリング筋が霜降り状。
特に皮膚に近い部分が白い脂肪との境が解りにくい。


通常は次のように説明されます。
『加齢にともないふとももの前側の筋肉、
大腿直筋がまずは筋力が落ちるのです』と。


確かに大腿直筋が細くなった状況も問題ですが、
ハムストリング筋の霜降り状況に驚きました。
ハムストリング筋は体を支える筋肉。
それが萎えているのです。
すると大腿直筋で強制的に体を支えなければ立てないし歩けない。
だからある程度の量の大腿直筋が維持されています。
大腿直筋は霜降り状ではありません。
ちょっとだけ健康的に見えてしまいます。
(複雑な気持ちです)

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20代でも霜降り状となることもあります。
70代でも若者のように美しいふとももを維持する方もいます。


ただ霜降り状になる様子が理解できたことで、
こうならないように努めたいという気持ちが強まりました。
大腰筋を十分に使っている方のハムストリング筋は、
ハムストリング筋をフル活用し霜降りにはなりません。
動き方の精度を身につけていきたいですよね。