自律神経と肥満の解消

現代っ子肥満はまさに代謝が落ちた成人型肥満。
つまり『中年太り』とおなじ。

日頃活発に動く子供と動かない子供を比較した観察します。
同時に痩せた子供と太った子供のでも分類してみました。
すると『自律神経活動レベル』が太った子供のほうが低くなっていた。
(日経ヘルス2005-7より)

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自律神経の活動が弱まると?


自律神経とは食欲を調整、体の熱生産量を一定にキープする役割。
自律神経が弱ると、満腹感が減って過食、エネルギー代謝が落ちて太りやすい体質になる仕組み。


自律神経が正常なAさんと自律神経が弱っているBさんでは
1000カロリー摂取しても体内での熱エネルギー生産能力が減る。
俗に言われる褐色細胞という体温を保つことに関係していて、
脂肪を燃やすはたらきのある細胞へは自律神経を通して情報が行く。
だがBさんは自律神経が失調気味となるため褐色細胞を稼働させて、
熱量を発生させにくくなっている。
すると動きたくなくなるし、
動きたくなくなると自律神経が活性化されない。
その悪循環が生じる。


過食してないのに肥満化してしまう。

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ということは弱った自律神経を正常させることは、
ダイエット効果を引き出せるということですよね。


交感神経に刺激を与えるような20分以上の少しだけ汗ばむ運動がよい。
まずはその運動習慣を身につけるといいでしょう。


自律神経の要になっているのが『』。
ここが一番歪みが生じやすいネックなのです。
自律神経に関係が深い正中神経がでているところが頸椎1番〜3番です。
この部分にしこりからくるストレスを生じれば、
脳に登る血管も圧迫するします。
脳から脊髄神経ラインに沿って送られる脳脊髄液の流通も妨げます。
この脳脊髄液こそ自律神経を正常に働かせるための栄養素を含んだ体液。
これが首から下に流れる量が減少すればそれだけ脊髄神経組織の働きを抑制。
それは自律神経の働きを悪くさせるという事を意味しています。


首回りの筋肉が固まっていたり、
第一頸椎が大椎からずれてはまっていたり、
首の骨の曲化や椎間板がつぶれた短縮化されている。
このようなときには自律神経にとって大きな負担を与える事になります。


対処方法として...
家庭内でお母さま方がお子さまに脳圧を正常化させる頭蓋仙骨治療や、
首のまわりのしこりを緩めるカウンターストレインを覚えてやってあげる。
するととても幸せな事がおこるかもしれないのですね。
自律神経系の動きを回復させる手伝いをする比較的安全なワークです。


ひょっとしたらこのテクニックの講習会を開けば、
ニーズはあるかもしれません。
小学生の一割が肥満ですから。
少子化といえどもかなりの人数です。


元気で活発なお子さまを育てるために、
ワークスキルとか活かそうとなさるお母さま方が増えると嬉しいですよね。


母の手が一番愛情が伝わるものですから。
効果もあるんですよね。