『あくび指南』で肋骨やわらげ。

最近徹夜続きです。
スキャニングしたデータを切り貼りしたり、
データベース化したり本当に深夜はデスクワーク業です。


そのため脇下の肋骨がぎっちり固まってしまいました。
肋間筋が固まり肋骨同士が癒着したかのようです。
それを3Kg程度の圧をかけてみると痛いこと痛いこと。^^;
チクッ〜っていう鋭い痛みです。


日頃の無理がたたったんですよね。
夜中は副交感神経優位の時間帯ですから。
呼吸を深くすることはできないから。。。


この肋骨部分を解くためにはいくつか方法があります。
・バランスボールを使ってストレッチを行う。
・セルフカウンターストレインをかけてみる。
・特殊な肋骨を大きく開く胸式呼吸法をする。
・筋膜マッサージで強引に解く。
・大きなあくびを長時間繰り返す。


で、今回は最も異端なあくびで改善を狙いました。


人は泣いたり怒ったり笑ったりあくびをしたりすると、
体内にたまった汚物を体外に排出し体内を浄化するといいます。
精神的にも心の中のしこりを浄化することができる。


フロイトには師匠がいるのですが、
その師匠曰く、
患者に泣いたり笑ったりしてもらう。
するとヒステリー症状がおさまった、
と記してありました。
師匠が用いていた催眠療法よりも成果がよかったそうです。


不思議な現象なのですが、
誰かが泣いていたり笑っていたり怒っていたりあくびしていたりすると、
ついついつられることがあります。


なぜだか相手に連れられて自分も泣いたり笑ったり。




自分なりにいろいろ考えてみました。


浄化作用を起こすときには、
大きく横隔膜が動いています。
とりあえずここに(私の場合)に注目。
笑うときにはこの横隔膜の動きが、
短く切られて繰り返されます。
怒るときは鼻息も荒く横隔膜がいつも以上に上に押し上げられる。
比較的ゆっくりと激しく動きます。
泣くときには息が詰まりそうにヒクヒクしながら上に押しあげられるような
横隔膜の動きです。
あくびをするときは呼吸量は上記のどれよりも大きく
空気を肺の中に溜めたり吐いたり。
不思議と息を吸いながらもあくびは出るのですが、
息を吐きながらもあくびが出来る。
あくびの場合ものすごく変幻自在に呼吸と駆け引きをしている。
そのような様子です。


で。


落語で聞いた『あくび指南』という芸を地でいけるように、
工夫しながらあくびをしました。一時間以上。


スキャニング作業をしながらあくびをしました。
ポイントは涙をだすほどのあくびであること。
それと役者になったつもりで、
100通りものパターンを工夫して。


呼吸筋が体の内側より非常に大きく動きますから、
案の定肋骨はぐにゃりと変化しました。
同時に肩こりと首凝りそして腰の反りが大幅改善。
背中の張りもなくなりました。
横隔膜の付着部分全体がとけたので、
みぞおちも柔らかくなりました。
左奥の小腸の硬化を見つけたのですが、
そちらも触ってみたらほどけていました。


ただ長時間の呼吸代謝で頭がくらくらっいうか、
若干左頭頂部前方あたりに痛みがしてきました。
でも同時に脳の部分にスゥ〜ッと風が通るような、
涼しさを感じて脳にいつも以上に血が通った感覚。
しばらくすると痛みはまったくなくなりました。


そして頭の中で引っかかっていた問題も、
すっと受け入れられて消えてしまいました。


なかなかの成果でした。(^^)


ただいきなりこれをやると気持ち悪くなる方もいるので、
日頃呼吸法とかをトレーニングに馴染まれていない方は、
ほどほどがよろしいようです。


あと不思議なのですがこのトレーニングは、
複数人でやると効果がアップするようです。


でもなかなかそんなパートナーを見つけるのは難しいでしょう。^^;
ね。