書籍紹介『HSPが病気を必ず治す』から

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書籍:からだを温めると増える HSPが病気を必ず治す
著者:伊藤 要子 (愛知医科大学医学部付属核医学センター助教授)
出版:ビジネス社

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828411739/ref=ase_bodywise-22/250-2507901-2495427


こちらの本ではマイルド加温療法という、
細胞に熱ストレスを与えてHSP(ヒート・ショック・プロテイン)を
増加させることの詳細な解説がされています。

おそらく一般書の中では一番詳しく実験素材データから書かれています。
本気でスマーティなど遠赤外線サウナの購入しようと考えている治療院さん
などが買って読んでみたくなる本ですね。


HSPとは。。。
さまざまな病気やストレス障害から体を守り、
老化や痴呆の予防、
さらに運動能力までも向上させることが解ってきました。
温熱療法のひとつです。
またガンに対して免疫力を飛躍的に向上させることが医学的に研究され、
ガンの温熱療法として確立しております。

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このHSPに関しまして心との関係性について興味深い内容が記してありました。


温熱療法的に加温しなくても心の持ち方次第で、
HSPが増加するというのです。


テストストレスの実験からわかったことですが、
テストだから頑張ろうと考えているときにはHSPが増加。
もう合格できないから勉強しても無駄と思ったらHSPが低下。


そしてこれは病気についても言えることです。


病気にもこのルールがあてはまります。
もしもう治らないからとあきらめたり、
どうしようもないとあきらめてしまう。
するとHSPが低下します。
それは細胞の元気がなくなることを意味しています。
HSPが低下すれば免疫力が低下して感染もしやすくなります。
他のさまざまなストレス傷害も修復できなくなります。


これでは悪循環ですよね。




自分で増減を変えられるHSPは自分でコントロールできます。
あきらめないでいるということが戦略的に自分のためになる。


ですが長期的ストレスを加えられると、
HSPが枯渇するそうです。


健常者にくらべて受験生や病気の方は、
精神的ストレスが長期にわたります。
がんばろうという戦略も長期間続けば、
手持ちのHSPが徐々に目減りしていく。
そのため過度の精神的ストレスでHSPが枯渇。
ストレス傷害を起こしやすくなるそうです。
それが過ぎるとうつ病のような症状も起きるといいます。


不思議なことに精神的なストレスに耐えようとするために増加するHSPと、
加温によるHSPの増加ではメカニズムが異なるそうです。


だから精神的ストレスにより枯渇したHSP分を、
加温によるHSPの増加で補うことができる。

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また試合前やテスト前などのストレスがピークになったとき。


HSPは最高レベルに排出され疲労物質である乳酸の出現を遅くし、
運動能力を向上させます。


そして交感神経も緊張させることになり血管が収縮。
怪我をしてもこれで出血が少なくてすみます。
自分が挑まなければならないテストや試合や闘争で発生する、
様々な傷害から自分の身を守る防御機構を増強させる。
そのような仕組みをもHSPは秘めているそうです。

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心の有り様とHSPの関連性。


心のストレスと胸腺の関係や筋萎縮などの関係とともに、
HSPという視点もあるのですね。


HSPはマイルド加温療法を計画的に利用すれば、
精神的ストレスで枯渇したHSPを補完できる。



この発見は大きな成果!(^^)

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温泉地でのリラクゼーション効果には、
本当にすばらしい成果があるものですね。


HSPの増加を考慮し計画的に行う名湯での湯治。
半身浴や遠赤外線サウナ。


効果の感じ方や取り組み意識が変わるでしょう。

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余談なんですが...


近所の整骨院
遠赤外線サウナのスマーティを導入。
なぜか『岩盤浴』と称してあります。
お客様の右脳を刺激しようという努力が感じられます。^^;


20分で2100円。


冷え性の方は20分だと効果の体感がないので、
追加料金で時間の延長とかあるのでしょうか?
多くの治療院が導入されることはいいことだと思います。


体験したお客様が自宅でもやりたいと思うきっかけになりますから。