職人さんの地道な修行という喜び

ワークテクニック関連の書物・ビデオ・セミナーなどが多数あります。
質のよいものも多くなってきていますね。


それを踏まえて、
効率的に現在流行しているテクニックや今後流行りそうなものを選択。
そして身につけることもできます。
この時流を押さえたビジネスセンスで、
驚くほどの高収益を得ている人もいます。


これはこれで経営者の考え方。


ワークテクニックやその外郭を埋める健康関連サービスは、
時流にのって大勢のお客様のニーズに応えれば収益が上がる。
ですがそもそもブームの場合には商品の寿命が短期で収束する。
そのこともきっちり押さえておいて次の波を予測してそれに備える。
これはこれで事業家としてすごいなと思います。


でもブームで終わるということは、
リピーターを掴めなかったから、
そこで終息したということ。


こころの入っていないものは何でも美味しくない。
そう思いませんか?


サービス業では特にそれが前面に出てきてしまう。
大きなグループ経営をしているお店では、
経営者の考えは従業員を通してお客様に伝わります。
もし経営者が「これは本当にいい!すばらしい!」と
心から従業員に語れなければどうでしょう。
リーダーの考えは必ず従業員に伝染します。


ワークテクニックを開発した人へ感謝の気持ち。
その気持ちがあればどんな素材であってもその持ち味を最高に仕上げる。
そこに全勢力をつぎ込む。
すると後に最高の素材が訪れてきたときに、
その素材を活かす力が発揮できるのです。


先に述べたようにもうすでにかなりの教材や講座が整えられています。
だから器用な人がそれを学べばそこそこ難しくないと思います。


でもどんなに真似ても真似を仕切れない。
コピーはコピー。
それだけでは本物とは呼ばれません。
ワークテクニックを仕上げた先生がしたような
修行や努力を積んで自分流の本物が生まれます。


心の広い先人は後人に技を伝えたがっています。
『芸術は長く、人生は短い』(ヒポクラテス)ですから、
自分の技を受け継いで伸ばしてくれる人がいるとうれしい。
それに幸せになってくれる人が広がるでしょ?
後人の生活を支えお客様も喜ぶ。
いい職人は今の技術を心から愛し誇りを持っている。


そんな技術力にプラスした、
心があってお客様の心を打つ。


そのような努力がなければ職人としての成功も喜びもない。
そういう考え方もあるんですよね。