『気づき』とは?

気づきとは?


要するにパラダイムシフトのこと。
パターン化した視点がガラリと転換することを指します。


パラダイムシフトにはいくつかのパターンがある。


それは大変複雑でややっこしく見えることが、
実はシンプルだった。
複雑さが入り組んで混乱して見えていればいるほど、
『こういうことなんです』とすらっと考えがまとまってでてきたとき。
感動が大きい。


自分にとって無意味な存在と思えるものが、
意味が付与された瞬間に『あぁそうなのか』と合点がいく。
これは数学とかで補助線を引いていたら、
自然に解法が見えてくるときと似ている。
意味が付与されてその大切さやありがたさに気づくとき、
新たなそのものとの豊かなつきあいが始まるということ。


パターン化してみる習性があるため、
自分にとって危険がないもの、
関心が薄いものには意識を向けない。
そうやって注意力のエネルギーロスを減少させる。
だがそれが度が過ぎると見ているのに見えないという現象が起きる。
ここの見えないとはあとで記憶テストをすると
すっぽりとそこに対しての注意力が抜けていて
まったく覚えていないようなもの。
あなたの意識には存在しないもの。
固定観念というものが形成されて、
その観念を疑おうとはしなくなる。
そんな無味乾燥だったものが、
実は具体的に重要な価値があると気づいたとき。
別の価値観が生まれてくる。

      • -


要するに気付を得るとは、


『見えなかったものがいきなり見えるようになる。
感動を伴う驚きを味わうこと』

と解釈することができるでしょう。

      • -


人に『気づきなさい』と言われると、
内心「自分はなんにも気づいていないの!?失礼しちゃう!」
という言葉が浮かんでくることがあります。


でも他人が気づきなさいといっても、
人それぞれ自分が本当に気づかなければならない事は個別にあります。
だからそんなに気を悪くせず
『注意深く観察しましょうね』
程度のことをいっていると受け止めよう。

      • -


ただ、
すばらしいコーチや教師になると、
うまく相手を巻き込み自然に気づかせる。
そのような妙技を使うそうです。


教えられた相手は、
その気づきを自ら選びとったとしか思えない。
だから抵抗なく意識の下に受け入れられる。
そのようになるよう計算して仕込んでおく。
目的遂行型の見本のようなコーチですよね。