インサイド・ボディが目覚め

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【体の基礎的な使い方についての定義】


身体の中で使われていないところや
誤って用いられている部分を
本人に確認させ、
機能的な動きに方向づける。

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定義付けするとさらっといえてしまう。
だが実際にこの体の中の探検は歯ごたえがある。


体の中で使われていないところってどこ?
また誤って用いる部分てどこ?


結局、その自覚がなければ始まらないのです。
他の人が指摘して教えてどうこうできるものでもない。
自分で日頃より疑問に感じていて頭の片隅にその問題意識があった。
だとすると他人の指摘したアドバイスとその日頃の考えと結びつく。
するとわかったという自覚となるようだ。


それ以外はなかなかピントがあわなかったり、
『その場だけわかった』ことにとどまります。


つまり一番難しいのは自覚していただくこと。
ダンサーや武道関係者、他はその自覚がある方が多いようです。
または私と同業者の方々もそうです。


自覚こそが機能的な使い方を呼び込み定着させる下地になるのです。


そしてこの自覚がある方は、
小さな不具合を乗り越えられると、
大きな喜びを呼ぶことを知っています。


小さな不具合を改善する取り組みの繰り返しが、
いつかは大きな成功を呼ぶのですよね。


とある偉人達は、
『失敗とは、小さな成功という意味である』といいました。
ミスだと思っては意気消沈。
やる気がなくなるのです。
小さな成功をしたと喜べという。


これになぞらえると、
『不具合の自覚とは、小さな成功という意味である』
不具合を自覚しても逃げ出さない。
同じ失敗を繰り返さない。


それにより成功と同じ意味を持つ。
そう考えればいい。


体の自覚が進むようになると、
不具合がやたらと目につきだします。
そのときげんなりして投げ出してはいけません。


いくつかの山を乗り越えると、
あなたの本来持っているからだの素質、
インサイド・ボディが目覚め始めるでしょう。