青年海外協力隊帰りの方

本日エチオピアで海外青年協力隊でボランティアをされていた方が
お見えになりました。


エチオピアの生活は日本では想像がつかないほど過酷。
そのエピソードのひとつを披露していただけました。


学校の教室でのこと。
午前中先生が午後にまた教室にくるようにと生徒にいい
子供達が元気に教室をでました。
それから午後。
教室にきていない生徒がいたのでどうしたのかと別の生徒に尋ねると、
「先程マラリアで死んだ」という答えが返ってきたことがある。


また奥地に派遣された女性。
そこではぼうふらが浮いているお水が売られているそうです。

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彼の身体を見せていただきました。
右肩の奥と右手がバランス悪く硬い。
その理由はエチオピアでテニス三昧。


「な〜んだ、楽しそうにやっているじゃないの」^-^;
でもその裏側には、
テニスのコーチをする青年。
この人しか家族の働き手がない。
それを知っている彼はコーチにテニスを指導してもらい、
お金を支払っていたそうです。
心の通うおつきあいですよね。

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お伺いしたお話には
日本では想像出来ない話もありました。


日本で何気なく暮らしている。
本当にそれが幸せなのですね。


彼も着任後半年間は生きるのに精一杯だったといいます。
マラリアエイズで多くの赴任先のエチオピア人が死を迎える。
そのような大変な中で2年間頑張っておられました。


彼のような『生きがい』を求めて自分の力を多くの求められる人に尽くす。


海外青年協力隊に関わる前は、
人もうらやむようなエリート。
それをなげうって人との心と心の交流を求めています。
パソコン前で仕事をするよりも、
苦労しても人とのつながりを感じ取れていることが幸せといいます。


彼の素直な気持ちが伝わってきます。


彼ほどの大胆さと本気がハートにあれば、
たいていのことはできるように感じます。
人は頭だけで考えると尻込みすることも、
ハートで感じて行動すれば動機が強く甚大なエネルギーが湧き出します。
彼からはそのようなエネルギーを感じられます。


本日は素晴らしい勉強をさせていただきました。