内臓のコンディションは美容に影響が大きい

内臓深部のしこりなんて、
普通の生活をしていると気になることはないでしょう。
でもその存在を気づいてみると驚くことがあるのです。


でもこれが...
便秘原因になったり、
肌荒れを造ったり、
内臓疾患を助長したり。
体の筋骨格のバランス状態は、
内臓の硬化バランスにも呼応しています。
内臓という柔軟でしなやかな筋組織でできたもの。
骨格筋とはまったく異なる機能・役割を持っているのです。
ですが姿勢の乱れ(脊椎の歪み)などにより内臓が固まりだす。
すると内臓の硬さが腰痛や鼠蹊部痛、横隔膜を下から上へ圧迫、
それだけではなく内臓の特定場所の硬さには
感情(怒りや悲しさその他の)を左右されつづける作用もある。
だから内臓の硬い部分をみるとどのような性格表現をするか、
その傾向が読めることもあります。


腹部内部は肋骨や腰骨、骨盤にしっかりとガードされ、
もっとも柔らかい筋肉組織状態でいられるのが内臓部。
この部分が柔軟で偏りがなく若い状態かどうかは、
その人物の若さを象徴するように思えます。


中国の気功の先生で素晴らしい先生がおられます。
遥か昔ですがお食事をともにさせていただきました。^-^;
力抜山体型に見えて内丹田部分を少し触らせていただきました。
その柔らかさと温かさ。
もちろん臓器の仕切りはあるのですが、
一つずつの臓器が自分を表現している。


『体の外側を鍛えるのでは、わからないよ。
体の内側から眺めなければ。』
そのようなメッセージをいただきました。


80代にしておそらく20代の内臓コンディション。
その肌は白くシミひとつありません!
若い女性の肌と同じような肌触り。
余計な油分もなく保湿性もいい。
声はよく通り深みがあります。
全くの年齢不詳の肌や顔のシンメトリー。
威厳というか発せられるオーラが強烈で、
感心した覚えがあります。


鍛え方が違うと人間ってこうなれるのね。。。
素晴らしいと思います。


私がしげしげと服の上からですが触って感触を楽しんでいるときに、
急にお腹に力を入れられ
『バアンッ』と見事にはねとばされたのはご愛嬌。
童心をお持ちの方でした。^-^)


内臓部分のことを思い出すとなぜだかこのときのことが思い出される。


こういう体験が私の求めるものの方向性を
示してくれているのかもしれません。


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以前も日記で『内臓部分の硬さをリリースするのが難しいものです』
と書きました。


内臓部分は安全性を確保して工夫して緩めていかなければならず、
他の骨格筋とは扱いは別格です。
慎重に一生懸命に研究しています。
究極はお腹を触らずに内臓のしこりが緩められるように。
極力内臓部分を触らないようにして対応していきたい。
少しずつそちらの方向へと工夫して押し進めています。
まだ十分ではありませんが成果は出てきていると思う。


昨日、お客様より『肌荒れの状態がずいぶんよくなったんですよ』
と絆創膏の枚数が減ったのを目の当たりにして嬉しかった。


横隔膜周囲の筋膜をリリースしていく過程で、
お臍より上側の内臓が緩み動きが出てきたように感じます。
みぞおち部分を硬くて軽い力で押されただけで
「うっ〜っ」となっていましたがそれも改善。
直接的には内臓の緩みと肌荒れとの相関関係を証明しにくいです。
肌荒れには様々な要因が絡んでいるので一概に特定できないから。
ですが最低限内臓部分が固まっているというのも気づくと気になる話です。
それが緩んで柔らかく暖かくなり、
内臓機能が整えられていくような明るいイメージを持つことができる。
それは精神衛生上、好ましいことかもしれません。


内臓ユニット。
とても奥深いものです。