生理的な欲求範囲を確認してみると・・・

健康で暖かい家庭に育つ赤ちゃんは
幸せをいっぱいに感じて生きている。


自分の生理的な欲求に素直に従っている。
おなかがすけば泣く。
楽しければ笑う。
眠くなれば眠る。


そしてお気に入りの小さな玩具をみてご満足。


あまり多くのものを食べたがることもないし、
多くの玩具を要求することもない。
人と何かを比べてみたり自分を卑下することもない。


大人も自らの生理的な欲求範囲内での生き方は、
ことさらにシンプルなものなのかもしれない。
生理的な欲求を超えて物事を考え過ぎると、
とたんに欲望に振り回されてしまう仕組み。
この方が苦労が絶えない。
人類はこの欲望によりすさまじい変化を遂げてきた。


だがちょっとだけ自然回帰するのもいいでしょう。


人間は宇宙の産み落とした『赤子』です。
地球というゆりかごに揺られて生きてる。
生と死と生活はそのなかで行われている。


たまに自分の生理的な欲求範囲を検証してみる。
とてもシンプルなものであり、
それが満たされる量が過分すぎるか少ないかちょうどいいか判断が付く。
ライフスタイルがバランスよく統合されていく。


するといくつもの満たされない焦燥感や不安や不満がおさまるときがある。
地球というゆりかごのありがたさが沁みてくる。
素直に生理的な欲求範囲を踏まえて表現するようになると、
自分の生き方が地についた落ち着いたものになるように感じる。


実生活でいきなりシンプルになり過ぎるのが難しかったら、
まずは自分の心の中の意識だけでも少しだけ変えてみるのもいいでしょう?