経脈的な情報異常を正すアプローチっていいかも

今『鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす-(松田博公著)』という本を
興味深く読んでいます。
経絡に興味がある方にはお勧め。^-^)


経絡の中には気が流れているといいます。
気というとエネルギーをイメージしがち。
ですが別の説では気とは情報といいます。


例えばビデオデッキとテレビをつなぐケーブル。
ビデオの電源が付いていても強い電圧がかけられていませんから、
手でケーブルの端子を触ってもビリビリすることはありません。
でもこれをテレビの入力端子につなげれば
音声もでますし映像もうつるのです。


ですがケーブルとケーブルをつなげるコネクター部分が、
接触的に問題があるならばテレビ画像が乱れてしまう。
そのときにケーブルの差し込み端子部分をコネクター
より深く入るようにグリグリと回してみたりして接触をよくしようとする。
すると綺麗な映像が復活することってあるものですよね。


映像や音声が正常に流れなければ、
情報が正しく伝わりません。
するとその情報を元にして指示を受けて動こうとするならば、
不正確な情報に基づいて動くしかないのです。
人間の体のなかでもこれと同じことが起きます。
そうなると人間の体はよくできたものでツボという突起物が隆起してくる。
ネクター部分の接触不良状態です。
生命維持に必要な自律系の情報が正確に伝えられない。
誤った情報を受け取り反応を起こす。
それにより人体の内側で誤作動が生じる。


このコネクター部分を改善すれば、
映像が見れるようになりますよね。
体の機能が正常に働き出すんです。
そうすることが待たれる状態です。


そのようなケーブルとコネクターが体の中に仕込んである。
これが経絡なのかもしれません。
(本当はこんなに単純なものではありませんけど・・・^-^;)

からだを動かしたときに、
つっぱりやひきつれ、痛みなどの運動系の障害があるとき。
このときは経筋に問題があり筋膜リリースが効果的です。


ですが
経脈的な情報異常のとき。
鍼灸などのコネクターを正常に戻すための経絡理論に基づいた方法で、
経脈的な情報異常を正すことができるそうです。


ただ鍼灸は免許を持っている先生しか行うことは許されていません。
一般の私たちは深部の経絡線を刺激するなどはできない。
ですが例えば問題経穴をタッピングするなどのものでも、
ある程度経脈的な情報異常を緩和させることとなるかもしれません。


経脈的な情報異常を正すアプローチ。
いろいろ探ってみると面白いことになりそうですね。