ハムストリング筋はふとももの裏側にある筋肉群のこと。
ここは体の中でものすごい筋肉量のある箇所です。
ハムストリング筋が十分に解けているかどうかで、
まっすぐ立てるかどうか決まります。
ここが解けていることがまっすぐ立つための必要条件だからです。
よいハムストリング筋をお持ちの人は幸いです。
スムースに仙骨・尾骨が動かしやすいですし、
骨盤底筋の動きもいい。
それに臍下辺りからの小腸や大腸や膀胱、
女性ならば内性器を含めた部分が緩んでいる。
ハムストリング筋を押すと大腿骨の位置がくっきりと骨の形でわかる。
それが理想です。
ハムストリング筋が固まっている場合、
本当に筋断面が大きな筋肉だからセルフで解くのが難しい箇所ですね。
この部分が硬化して大腿骨に筋膜癒着が著しいとき、
簡易な筋膜リリースだけで解くならばどれほどのワーク回数が必要となるでしょう。
基本的に省エネ型のリリーステクニックを使っても解くことはできます。
回数をかけていいというのならば。
でもそれより早く先に進んでいきたい。
すると私が楽な方法で解くのでは良しとできない。
かなりひつこくハムストリング筋を解いています。
そのお蔭で納得できる成果がでております。
我ながらここまで深くここを解こうと、
よく考えたものだと感心します。^-^;
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知人の先生からのお話。
とある施術者がロルフィング系のセッションを4回ほど受けたそうです。
丁寧に脚部を解放することに努められたそうです。
ただ受けられた施術者がいうには、
『足ばかり解いて全然気持ちよくなかった。
痛いばかりじゃないか』
という感想で以後のセッションは受けなかったそうです。
推測ですが、
ロルファーが無駄に足を解く操作をし続けることはないでしょう。
脚部になんらかの問題があったはず。
ただ施術者の日頃心がけている施術スタイルと違いが大きかったのでしょう。
仕方ありませんね。
ただ...
体内の内奥にある癒着部分を発見する体験をしたはずです。
そしてその癒着部分がなんらかの体への影響があることは、
施術者である以上一般の方よりも理解できると思います。
この癒着が消えることで体がどのように変化するか、
筋肉を扱う施術者ならば当然わかってもいいだろうと思うのですが。
ときどきハムストリング筋リリースは奇跡的な体の変化も生み出します。
ここはすごいんです。