『経絡様皮膚線』写真のお蔭で・・・^-^)v

東洋医学の本―心と体に効く奇跡の療法を探る
』の中国医学編:鍼灸を読んでいて。


東洋医学の本―心と体に効く奇跡の療法を探る



皮膚に現れた経絡という欄外コラム(P51)。
写真で経絡様皮膚線といわれる経絡線が、
しっかり皮膚の上に線として現れている。
白黒写真で鮮明さには欠けるが、
確かに足少陰腎軽の経絡線通り。


驚きました。


経絡鋭敏人という、
経絡上の感覚の鋭い人間の存在は知っていた。
鍼を打たれることで経絡の走行と同じラインに刺激が伝わることで、
経絡の存在を明らかにすることができた。


だが経絡様皮膚線のような経絡線が視認できるようは写真は始めてみた


とかく経絡というと仮想上のもののように認識されやすいものです。
神経のように解剖学的に他の組織と区別できるものではないからです。


経絡線は筋膜のなかを伝います。
筋膜の歪みや寄りつきなどがあれば、
経絡の流れも途切れたり接触が悪くなる。


そのようなことを筋膜リリースをするときに考慮しています。
それは筋膜リリースをしていくうちに、
私が意図せずに何らかの症状が和らいだり解放したり。
または逆に何らかのことで身体のバランスの調整が困難を究めたり。
純粋に筋膜をリリースしているだけでは、
説明をしにくいようなことが起きる。


身体の中のまだ未明のシステムがあることだけは確かです。
その理由を知りたくて手広く目を向けるようになりました。


そこで着目したのが筋膜の中を通る経絡の存在。


私には鍼灸師や指圧の先生のような
専門的な経穴の刺激の仕方はできません。


ただ筋膜をリリースするということは、
経絡への刺激を余儀なくするのである。
経絡は五臓六腑へのネットワークです。
これは腹部の脳と呼ばれる腹脳に通じ、
身体の自律神経的な働きを促進させ、
心と体の緊張を解きほぐす。
働きが悪くなった経絡エリアがなくなることで
免疫力を高めたり臓器の影響が生じる。
疲れた身心のときには、
副交感神経を活発化させて身体の滋養を増やす。


実際にこのような影響がでてくるものですから、
その経絡のシステムを勉強せねばと考えるわけです。


鍼灸師の有能な先生のなかには経絡というエネルギーの流れを、
特殊な能力で感知することができる人がいるそうです。


ただご多分に洩れず私にも経絡の存在が視認できない。


『経絡はきっとあるはずだ』というように信じたい。
だが反面漠として手で触れず目で見えないものを、
素直に信じられない自分がいる。


そのような状況でしたので、
写真で経絡線(経絡様皮膚線)が、
しっかり皮膚の上に線として現れているのを目の当たりにしたとき。


狐につままれた感じでした。


でもしばらくその写真をずっと観ていると、
自分の中にもこんなラインがあるんだろうなと、
その写真と自分の身体を同化して見えてきたのです。


すると不思議なものですよね。


なんとな〜くうっすらとその経絡の線のビジョンが
自分の身体の中から見て取れるような感覚が生まれてきた。


頭の中で陽炎のようにうつろう不安定さが感じられた経絡。
妙にその不安定さが複雑怪奇なものを想像させてしまい、
捉えどころがないぬめぬめした感触があった。
その感触を感じていては、
基底理論が明確に受け入れられないと先に進めない私の性格では致命的だ。
記憶することが大変多いのですが、
モリーバンクの仕切りがよく決壊してごちゃごちゃになることを繰り返す。


それがピシッ・・・とまではいかないですけど、
経絡の実態を感じ取れる尻尾を見せてもらえたときから、
『当然存在するものだ』という確信に気持ちが傾いている。



この変化は私のこれからの仕事を深めてくれることとなるだろう。


小躍りするくらい嬉しい出来事でした。


正直言って経絡関係のことを記憶しようとして何度も挫折しました。
それがちょっとずつ整理して記憶できそうな予感がしていて、
ものすごくすっきりしています。
ほっとしていると言った方がいいかも。^-^;