【息-食-動-想】の総合力が大事なんです!

健康関係の一般書をみると
『この食品を食べればアトピー性皮膚炎が治ります』とか。
驚くようなことが書いてありました。。。


『これさえあれば大丈夫』という感じで、
食物や運動や体操や施術や様々なものが勧められています。


ですがどう考えても私には納得できません。
誰もが読むような書籍です。
だから百人いればその人数分の状況が異なります。
ならば『これさえあれば大丈夫』という言葉は出ないはずです。


中国医学では次のように考えているようです。
息-食-動-想】の4つの事象が絡み合って健康は維持できる。



【息】は、呼吸のことですね。
【食】は、食べ物のことです。
【動】は、運動のことです。
【想】は、考え方や思想などです。



呼吸が浅ければ健康を害します。
10分間呼吸を止めるだけで人間は絶命します。
生命を支えつづける欠く事のできない、
最重要項目なんです。
息は人が生まれて初めて行う仕事です。
それで最初に取り上げられたのでは。。。
その呼吸の仕方を正すことは大切です。
骨盤底部が呼吸を誘導することで腹式呼吸が叶えられます。
それができなければ皮膚呼吸の負担が増すことになります。


そして呼吸と同様に食事の取り方や食物の選択なども大切ですし、
身体の負担の強いられない動かし方も大切です。
それに心が健やかでありつづける事も大切です。


これらは一定の独立性を保ちつつも、
互いに影響し合う存在なのです。


例えば窮屈な考え方では
呼吸は密やかとなり食欲もわかず肩に力がはいる動き方をします。
息-食-動-想】のなかのひとつの要素がネガティブに傾けば、
他の要素も引きずられることもあります。
ひとつの要素がポジティブに傾く事で、
他の要素も引きずられ改善する事もあります。


そのように考えると、
食を変える事で他の健康を維持して治病を志すという試みには、

一定の成果が期待できると思います。

ですが【息-食-動-想】は各々が一定の独立性があります。


いくら身体の動かし方を詳細吟味したとしても、
身体によくない酸化食物を多量に摂取するようではいけませんよね。
逆も言いえていまして、
いくら身体に良い食物を摂取していたとしても、
身体前進を満遍なく動かす運動習慣を身につけていなければダメ。
一定姿勢の継続や運動不足や過労では健康になれないのです。


よい食物摂取と運動がかみ合えば、
健康維持促進がスムースに前進することは想像しやすいでしょう。


息-食-動-想】の総合力を押し上げることで、
実は相乗して成果が得られるものだと思うのです。
この4種類の要素をミックスして改善を計ること。
これは言うのはたやすいがするのは一筋縄ではいきません。
でもだからといって『これさえやれば大丈夫』というのは、
話が違うように感じるのです。


それを無視した言動を聴くと、
その筆者のバランス感覚を疑いたくなり、
反射的に説明を割り引いて聴くようになります。


ただ自分自身にも注意を向けねばなりません。
私は身体の使い方や解き方が得意分野です。
この分野に意識が行き過ぎて、
他を軽視するような発言もあるかもしれない。
意図的にそうしているわけではないのですが、
わかりやすく表現したいと考えて情報を丸め過ぎるとそうなるようです。
文章を書く事って本当に難しいものですよね。