クラフト系かアーティスト系の先生の教え方の違い

先だって友達と話をしていて。
『アーティスト系の身体の使い方を教える先生』と
『クラフト系の身体の使い方を教える先生』の分岐点について、
少し話をした。


私ははっきり言ってクラフト系。
動き方を伝える職人タイプ。
身体の使い方を身体の機能的な側面を把握する。
たとえば関節の特性として関節面がずれれば、
その関節を挟んだ筋肉すべてが生理的に硬直するようできている。
それを知っているから関節の詰まりをなくすような動きを計算し、
その動きを伝える。
重力による釣り合い特性や筋肉の裏表の二極の使い分けなど。
他にもいくつもある。
だがわかればこれも極々規則的な物理法則を踏まえて原理原則を大切にする。
解剖生理学や構造力学ニュートン運動法則やら、
果ては意識による血流の集中により重心を移動させるなどなど。


不思議だった秘密もいつしか解消されていく。
だが新たな疑問が浮かび上がりそれと格闘する。
ステマチックなオブジェクト思考が私は得意。
(そんなすごいレベルでもないですけど。^-^;)


それを元にかみ砕いて所作振る舞いの基礎をお伝えします。


ちなみに友達は『アーティスト系の身体の使い方を教える先生』タイプ。
その美しい動きには圧倒される。
友達の美的センスと経験を元に動き方を指導されていく。
感覚的に優れた才能があるので言葉に乗せにくい情報を伝えようと指導するだろう。
的確な実演をして納得させる。
ただアーティスト系の感性を持っていなければ、
友達の言いたい伝えたい点が共感しづらいはず。


身体の使い方を伝えられる人にしてみれば、
クラフト系かアーティスト系のどちらがいいか、
好みは別れるだろう。


あなたはクラフト系とアーティスト系。
どちらがいいですか?