インド舞踊の頭の左右平行移動の妙


頚椎7番と胸椎1番。
この周囲の筋肉が頭の重さを支える土台部分。
もちろんその下には頭や首を支える根っこ部分もあるんですけど、
とりあえず今はこの部分を観察しよう。


しっかり首の骨を中心に頭を積み上げているならば、
このお部分の筋肉はとても柔軟。


ナイナイサイズで岡村さんがインド舞踊の首の左右に平行移動させる動きをしていた。
本当に立派なほど動いていた。
そのときにインド舞踊の女性の先生も驚いた顔で、
「あなた肩こりはないでしょ」というと、
「はい、肩こりは全然感じたことないですね」。
そして私も驚きました。
岡村さんすごいですね。



姿勢よく足も腰もしっかり伸びて支えられている。
日ごろのそのような体の土台がしっかりしていて、
首や頭がそれに準じて垂直に積み上げられる。


このような様子であれば
このインド舞踊の左右に平行移動を繰り返しする動きも苦もなく出来るはず。


胸鎖乳突筋などの首の前や横の筋肉や起立筋、多裂筋、僧帽筋などの首の後ろの筋肉。
それらを含むさまざまな繊細に首を動かす筋肉達が柔軟さをキープできる。
頚椎7番と胸椎1番の周囲の筋肉がゆるい。


だがこのインド舞踊の先生が驚いたのも無理がないと思う。
あの動きをいきなり出来るほどの首の柔らかい人って、
本当に一握りしかいないはずですから。


そしてこの部分の筋肉は首全体だけではなくて肩甲骨の下や上部肋骨、鎖骨下に入り込んでいます。
つまり容易に外圧をかけることの出来ない奥にしこりがついてしまっています。


事実この部分は解きにくい部分です。


頚椎や鎖骨や肋骨は事故多発地帯です。
脚部を解くようなわけには行きません。


だからベースはカウンターストレインというソフトでリリースリスクがほとんどない安全な方法をベースに、
頚椎や胸椎の骨の部分を、
意図するリリース誇張方向へ圧をかける。
この圧は比較的弱い圧で持続的にかける。
本来のカウンターストレインでは使わない変法です。


これを利用することでリリース深度がより向上。
個人的な感覚ではリリース改善率が向上しただけではなく、
今まで解くことが出来なかった部分までゆるゆるにできる。


そのような実感を得ています。


そうなれば以前以上に肩こりも減少しますよね。
歯科矯正をするときもこの部分が柔らかいと負担が減ります。
そして精神的なストレスが強い方も、
この部分に疲労が蓄積して神経のバランス狂う部分ですから、
ここが緩々になるとそれ分だけ快方に。


そしてインド舞踊の微笑み左右に首を平行移動を繰り返す動きが、
かっこよくできるようになるのです!