体験を分かち合うこと


ワークをしているとき。
お客様とお話をするときがあります。
体についての使い方の説明もあれば、
それ以外のいままで感じてこられた腰痛などのお話まで。


黙々とワークをしているときもありますが、
そんななかでも一言二言、
お話を聞く。


そしてそのお客様がどのような体験をしてきたのか、
少しでもわかろうとする。


そのような気持ちで、
別に他愛もない話でもいい。


アメリカインディアンのホピ族メディスンマン。
彼らはハーブや祈りで人を癒します。
かれらは何がもっとも人を癒すことになるかという疑問に、
「互いの体験を分かち合うことだ」といいます。


体験を分かち合う意味は、
単純な危険回避を促すものではない。
互い潜在意識の底のつながりを確かめ一体化するような、
なにかとてつもない力が秘められているのかもしれない。


体験を分かち合うこと。


シンプルな行為ですが、
心が温まります。


またそれだけではなく、
お客様の言葉から何を希望なさっているかもわかります。
そのような声から今後の私が身に付けるべき技術の方向性が定まってゆきます。