サトル・オステオパシー的な呼吸エクササイズ


書籍『サトル・オステオパシー』に【日々の補助的なエクササイズ】がある。


7つのシンプルなエクササイズが紹介されている。
そのなかの一番気に入っているエクササイズです。


『1、呼吸
まっすぐ楽に座り、舌を口蓋の淵、二本の前歯の付け根に置く。
口をふさいで鼻孔から息を吸い、十分に肺を広げて、
そのままで7つ数える。
自分のペースで、舌を口蓋に触れたまま、口から息を吐き出す。
これを7呼吸、1日2回おこなう。
これは最も重要なエクササイズと考えられる。』


この二本の前歯の付け根に置くというのなんかは、
気功をやっている人にはおなじみですよね。
精神を集中したり脳を活性化さえるときは、
このようにするものと教えられますから。
気をもらさないためにもこのようにせよと言われますよね。


そしてこの呼吸法をおこなうメリット。
胸郭がつぶれていたり胸肋関節などがずれているものを、
体の肺と言う内側から形状を修正し正してくれる。
体の外側から肋骨を押されてもなかなか肋骨の形状は改善しませんが、
肋骨の内側の筋肉の誘導によって肋骨を正すことは比較的容易ですね。
この肺を膨らます矯正動作を「バルーン・テクニック」と呼びます。
安全で効果的な肋骨部分の自己矯正法として取組むことも出来ます。


この呼吸をがんばりすぎると腹痛や便秘が起こります。
そのためにしんどくなるのですが、
適度な負担でしたら調子が非常によろしい。
この適度な負担を割り出すためには、
自分で幾度も失敗を繰り返してみないとわかりません。
あなたにとって負担がかからない適度な様子でなければ意味がないのですから。


その他のメリットとしては、
・呼吸が深くなる。
・意識の集中力が向上する。
・肩や背中の凝りがゆるむ。
・全身の筋肉が弛緩する。
など。


実際にやってみるととてもカンタンのものです。
でもその成果に驚く人もおられるはず。



興味を持っていただけたあなたへ。
ぜひ一週間くらい継続して試してみてくださいね。^-^)