体の中のしぼられて水分が少なくなった筋肉
そんな言い方でしこり化した筋肉を呼ぶこともある。
すべての軟部組織には隣接する軟部組織に対して特別な位置がある。
筋肉、腱、靭帯、滑液包、神経は異常な位置にずれることがある。
そして軟部組織が異常な位置にずれることで、
その軟部組織の中の水分がしぼられてしまう。
水を含んだタオルをねじると水が滴り落ちる。
そしてタオルには水分が減少するだろう。
からだの軟部組織の位置がずれる場合。
たとえば肩が前方向に出っ張るならば、
その人の三角筋前部はゆがむようになります。
この位置異常の筋肉の機能を低下させます。
肩の機能障害の原因になります。
そしてその筋肉のゆがみは筋肉のねじれにつながります。
タオルの両端をねじるような形で筋肉がねじられてしまいます。
それにより血液の流入量が制限されるだけでなく、
細胞間液がねじられた部分から抜け出てしまうのです。
このねじりにより隣り合う筋繊維同士が過剰に密着して、
異常な交差結合をつくりだします。
これが筋肉や筋線維、筋肉の束などに癒着を形成させます。
これがこわばりと筋機能低下を引き起こすのです。
だからしこり化した筋肉の部分は水分が少ない場合が多くあるのです。
それは普段の不良姿勢や静止ストレス(座りっぱなしとか立ちっぱなし)などの様子を観察・テストすると外見上からも体の筋肉等の位置異常を見つけることができます。
むろんそれはどの位置に筋肉がいる状態が正常なのかをしっていなければ、
そのような判断はできませんけど。
ちゃんと正しい位置を理解しておれば異常位置がわかります。
正しい筋肉の位置を理解すればするほど、
異常位置を見れば違和感を感じるのです。
体の中の本来生命力が強ければみずみずしいはずの軟部組織。
それが乾いていたり枯れているといわれるとどきっとします。
液体が体内を流動することでエネルギーや老廃物が代謝します。
それがしにくい部分が体の中にあるということですから。。。。。
でも体の中のテンセグリティ体を変形させてしまうと、
そうなっていくしそうなってしまうものなのです。
体を深部まで潤いある状態にすること。
それが大切なことなのかもしれませんね。
もちろんそれには筋肉が張らない位置を保持できること。
そのことが前提であることを理解せねばなりません。