役行者のゆかりの地、等々力渓谷へ


昨日は徒歩で等々力渓谷へ。



家をでたのは午後3時過ぎ。
目黒線西小山駅から奥沢駅そして大井町線横の等々力通り沿いを通る。
道は間違えようもないわかりやすいものだ。


等々力渓谷につくなりヒグラシの『カナカナカナカナッ』。
その音に自然の世界へと引き込まれていった。


等々力渓谷には湧き水がある。


都内の湧き水はことごとく『飲めません』と張り紙がある。
等々力渓谷の湧き水は『煮沸して飲んでください』とある。
煮沸は15分ぐつぐつしなければならないということだが、
この水でいれたお茶はたいそうおいしいだろう。


不動の滝という現在でも滝行を行える場がある。
昔はとどろくほどの滝の水量を称えていたため
とどろきという地名になったという一説がある。
今はその面影はない。
滝の水推量はさほどの圧を感じない程度でひんやりとしている。


滝の右手横に等々力不動へ続く石造りの階段がある。
その途中に修験道の始祖、役行者ゆかりある窟に像が祭られている。


目黒不動尊にも役行者の像がある。
銅製のすばらしい江戸職人の鋳型技術の結晶のような像だ。
その場では本来はご利益として足腰の痛みを取り除かれるはず。
だがその場にいくと必ず私は足腰に激痛を覚える。
たいてい条件反射的にこの激痛を感じてしまう。


その謎を解明すべく近郊の役行者ゆかりの場に行きたかった。
湧き水散歩ガイドをみていて等々力渓谷にそのような場があると知る。
そこで向かってみたわけです。


等々力不動の役行者の修行した窟では足腰の痛みは感じられなかった。
蚊の猛攻がひどく体をくねらせながら写真を撮らせていただきました。
窟の内側は暗くフラッシュなしでは何も写らない。
恐る恐る申し訳ない気持ちを押してフラッシュをたいて写真を撮った。
恐る恐るという言葉は役行者の詳細を知る人にはわかるはずです。


と。
なかなかすばらしい脚力トレーニングの一日となりました。
ここ連日肉体労働でハードだったもので久々に筋肉に激痛がぁぁ。^-^;