ボディチェックからすべては始まる・・・


ボディワイズのワークをお受けいただくときの初回。
だがまったくそのようなところにいった経験がなく、
ボディワイズがはじめてという方もおられる。
他の治療院やボディワークでご自身の体の様子の概要を
わかっておられるかたもおいでになる。


前者は自分の体を深く客観視するのは一般的には難しく、
主観的に動きやすいとか動きにくいなどを頼りにしたり、
痛みの発し具合でどんな感じかを理解しておられる。
後者は過去いってみた治療院でのアドバイスを記憶され
そのときに指摘された情報がある。


だが過去多くの方にレポートを提出していただいて書かれた内容から、
『自分の体の中でこんなに痛みがある箇所があるなんて信じられなかった』
とか
『ずいぶん体が硬いと思ったが他の人よりもいい感じだよといわれて驚いた』
とか。
たいていの場合、自分の考えていたとおりの体の様子ではなかったという。


それは10人中8名は『えぇ〜っ』と驚かれる結果なのです。


その『えぇ〜っ』という反応は私にもよくわかるんです。
自分自身の体を客観視することは、
内観し達観できた状態だからです。
解剖学的知識を持っている施術者をしていても
自分の体のことを客観視はそこそこのところで
とどまってしまうのが現状なんですね。
その証拠に知人のワーク屋さんのボディチェックをするときに、
一般のお客様には言わないようなところまで指摘するんですが、
みごと『えぇ〜っ』となることが実に多いんです。
何を隠そう私にもそんな身に覚えありますからね。


ただこの『えぇ〜っ』から一歩がははじまるのです。


見つかった筋肉のしこりとかまたは体の誤用の、
将来にわたって起きうる危険の芽を摘むのです。
からだの中にある『負債』に気づく体験が
初回ワークでのボディチェックなのですね。
体の無関心のつけはいつか身に降りかかりますから、
それに気づいたときが一番その負債が小さいのです。
だからとりあえずネックになる部分が多くても、
見つかったら対処のしかたもでてきます。


少しでもその負債を小さくしていただきたい。


それをワークを受けて数年後に実感していただけるようにしたい。


そんなことの第一歩が初回ワークのボディチェックなんですよね。


(ボディチェックとは名ばかりでたいていいきなりワークしちゃいますけど)