関節可動域を知って関連する筋や靭帯を解く

健康な関節は、
どの方向に何度まで曲げられるか、
何度まで伸ばせるかがほぼ決まっています。
関節の可動範囲(可動域)がその生理的に動かせる範囲を示すものです。


この関節可動域は、
関節を形成している骨頭と骨窩、
それらを覆う軟骨や関節半月、
関節板の構造でほぼ大枠が決まります。


また関節包を強化している関節内外の靭帯の付き方、
関節をまたいで関節の両側の骨を動かしている筋肉の付き方、
拮抗筋のバランスなどが関節可動性を生理的な範囲に保つようにしています。


だからこの関節可動域をチェックしてみると、
関節内外の靭帯の付き方や関連筋の様子、
そして関節が正しくおさまっているかどうかが評価できます。


そこでもし当該関節が可動域が減少していているならば、
その関節に関係する筋肉や靭帯等に何らかの問題がある。
そのようなことがわかります。
それを割り出して問題部分の筋肉や靭帯をリリースして
関節の可動域が正常化できるようもっていくわけです。


私どもはそのような指針も取り入れて様子を見るわけですが、
最近では関節の可動域を写真やイラスト付きで解説してある
サイトもあるようですね。


興味があればそのようなサイトを参考にして
自身の関節可動域をチェックするとよいでしょう。
意外な自己の弱点など発見をするかもしれませんよ。^-^;