経絡の調整で性格が変化する

一般の方にはなかなか正確に経絡の状態を測る術がないため、
縁遠い存在のように感じられるかもしれませんが、
わかってみると大変興味深い仕組みが隠されているものです。


経絡の様子は脈診や筋反射テストなどでチェックすることもできますし、
バイオレゾナンス療法などのレヨメータでの
測定ではより数値的な計測ができるようです。



経絡に精通すると肉体面と精神面の両面から把握できるようになります。


経絡は6系統・12経絡にわかれている。
作用が似ている2種類の経絡ずつにわけ、
それが6系統ある。


・(交流作用)肺経と大腸経
・(摂取作用)脾経と胃経
・(統制作用)心経と小腸経
・(適応作用)腎経と膀胱経
・(保護作用)心包経と三焦
・(持続作用)肝経と胆経


といった内容の作用ごとにまとめられている。



各経絡ごとの特異な作用があり、
経絡調整がなされれば身心に変化が生じることがある。



たとえば・・・。
肺経を整えるとどうなるか?


肺は体の外の空気を取り入れて酸素をもらう。
そして二酸化炭素を吐き出している。
つまり外部の空気を体内に取り込みそして不要になったものを排出する。
体外と身体的な交流をしているのです。
そして同時にこの肺経は他人との付き合いという精神的交流にも関係する。
それは肺経の気のめぐりをよくすると呼吸が大きくなり、
大変広々とした気持ちとなります。
そしていままでの孤独だったり閉鎖的だったりする態度からも抜け出し、
周囲との交流をしたいという意欲が湧いてきます。



肺経に気が詰まると「すべては自分のせいだ」と思い込み、
閉鎖的になって自分だけで物事を処理しようとします。
自虐的かつ閉鎖的な思いがつのります。
精神的に大変つらい状態に追い込まれた様子です。
同時に喘息や気管支炎、風邪をひきやすくなることも起きます。
つまり肺経の気を整えれば、
それらの精神的な過剰なまでの閉鎖性や喘息などの疾患の好転がおきます。


すると肺経が詰まったときの特徴の閉鎖的思いが吹っ切れておさまりだし、
見違えるように協調的で明るい人間になることがあるといいます。


肺経が詰まり肺がうまく機能しなければ、
呼吸の質が悪化し理想的な呼吸代謝ができません。
息苦しさが続けば誰だってブルーになりますよね。


また大腸も肺と同じように消化して捨てるごみがでたら、
大腸から外に排出する機関です。
大腸から外に捨てることができなければ便秘ですし、
捨てられても下痢ではよくありません。


大腸経の経絡の気のめぐりをよくすると、
依頼心がなくなり自分が驚くほど「すべての面で積極的になる」といいます。
すると交友関係が活発になり、信頼できる友人が増えます。


などのように経絡の気の流れを改善することで、
肉体面の変化のみにとどまらず精神面の変化をも促すことができるようです。