ミルトン・エリクソンの本を読みかじり始めてまして


自分でフェルデンクライス・メソッドのATM原稿を読み上げようとしました。
何度繰り返して動きの誘導ポイントを熟知した上で読み上げてもうまくいかない。
ですがどうも気に入らない。


先日こちらの日記でご紹介させていただきました
英語でのATMレッスンを提供しているサイトから
mp3データをダウンロードして聞いているんです。


The Open ATM Project
Feldenkrais® Awareness Through Movement® Lessons
http://iod.ucsd.edu/~falk/openatm


夜寝るときもエンドレスにしてずっと耳に入るようにしています。
内容を聞き取るのではなく指示するときのエネルギーを感じ取る。
指示のときの間のとりかた、
ゆっくりした解説時の声の抑揚、
ナイスとかエクセレントとかグッドなどの掛け声。
これらすべてが催眠状態に誘導するエッセンスが詰まっているようだ。


ですのでエリクソンYOUTUBEの『erickson』の映像を参照したり、
エリクソン関係の書籍をぼちぼち読み始めています。


ミルトン・エリクソン
(1901年12月5日 - 1980年3月25日) は、
天才的な催眠療法家として知られる精神科医、心理学者。


「治療に抵抗するクライエントなどいない。
柔軟性にかけるセラピストがいるだけだ」
この言葉に表されるような彼のセッションは
ユーティライゼーション(Utilization;利用できる物はなんでも利用する)」を旨とした、臨機応変・変化自在なもの。
その名人芸は「アンコモン・セラピー」、「魔術師」と呼ばれたそうです。


観察力は卓越したもので患者の首筋の脈の動きを見ることで脈拍を察知し、
心理状態を把握したそうです。


NLP神経言語プログラミング)も、
エリクソンの影響を色濃く受けています。


ミルトン・エリクソンは極めて重篤
ポリオ(急性灰白髄炎)、色覚異常、失音楽症の身体障害に悩まされました。
そのようななかで当時の大学等では催眠療法の課程があったわけではなく、
独自に催眠療法を編み出していかれたそうです。
来日は3度目のポリオ発病のためかなわなかったそうです。


世の中にはものすごい人物もいたものだと思いまして。


ちょっとATMの本読みから道がそれましたが、
なかなか有益な寄り道でした。^-^)