聴力と記憶力


突発性難聴などで音が聞きづらくなったり
常時耳鳴りがつらくなると集中力が弱まる。


聴力を発揮させるための「耳」と「腎臓」が形的に良く似ています。
そのため両者にはなんらかの相似関連性があるといわれています。



腎臓に負担があると中医学では七神の病と病症で説明すると、


腎(志)-
【誘引】大いに怒りが止まらない-
【病因】腎の蔵する志が傷つけられる-
【病症】記憶力が減退する


というように腎臓が病症の記憶力減退を呼び、
腎臓に関係ある耳の問題が記憶力にも影響を与えると判断するようです。


聴力が正常化すると記憶力が良くなることも起きます。


音を観て衆生を救うという観音というありがたい仏様がいます。
音を観ずることは大切な私たちの悟りへ導くものでもあるはず。


体には他にもいくつかの相似関連性がある部位が多くあります。
その相似関連性を読めるようになると、
一見すると突拍子もない耳の問題部位を観て腎臓へかかる負担を読み、
記憶力減退に注意してくださいというようなこともいえるようになる。
耳と腎臓はその一例です。


耳と腎臓ともに深く気質的なダメージまで与えられない突発性であれば
改善しやすいのです。
ですが慢性では耳にかかる負担以上に体内の腎臓にかかる負担の蓄積など、
目に見えない改善しづらい深く潜った患部を造ってしまいます。
ですから予想以上に根を深く掘り進んで改善しないといけなくなります。
できるだけ早いうちに適切な手をうつようにしたほうが良いようです。