骨盤の動きと頭蓋骨の形状


禅の修業を正しい指導者のもとで一心不乱におこなう。
すると頭頂部が徐々に盛りあがってきます。


推測ですが背骨をまっすぐに立てて長時間保持することができるような、
体幹の深層筋が強化されていくと頭蓋骨の形にも影響が出るようです。


背骨全体の呼吸による前後動作などの絶対に避けられないゆれなどを
坐骨を巧みに動かしバランスをとるようになると頭頂部が出っ張るような
変化がおきてくるものと考えています。


また仙骨が巧みに動くことができる人の前頭部は出っ張りだします。


と、実は頭蓋骨の現状を観察すれば
仙骨や腸骨・座骨がどんなかんじで使われているかが推測がつきます。


もちろん頭蓋骨が縮こまっていてはよいことはありません。
頭蓋骨の動きが少なくなり脳を常に内側へ加圧しています。
その状態に慣れてしまえば何が悪いの?っていう感じです。
頭蓋骨が張り出して脳を圧迫しない状態を体験したことがないわけですから。
脳圧があがらないフリーな状態のほうがより脳の活躍はしやすくなる。


ダンサーが巧みに仙骨や腸骨を使い精妙な使い方が板についてくると、
顔かたちの様子もさることながら頭の形状からして変化がでてきます。


生来の素質でそのような骨盤の動きができる方もいるでしょう。
でも後天的にでも正しく動きのよしあしを分け理をもって修練してもOK。
十分にその変化を感じ取ることができるでしょう。
ただその正しい動きを教えてくれるところを見つけるのもご縁でしょうし、
見つけても相応の根性で学ばねば身につきません。
でもそんな修練をして変っていかれたかたを、
友人に何名いますので。


頭蓋骨の形状が変わっていかれた方を私が客観的に観察すると
「ひらめき」とか「勘がいい」という感じが増していかれてますね。
骨盤が繊細にもっともずれが生じやすい脊椎を必要最小限の仕事で支える。
反射作用で背骨を立てる極意を得られると、
起立筋を凝らせたりしなくなります。


骨盤底筋と蝶形骨周辺の隔膜状の筋が正しくリンクして動き始める。
それが脳の中央部にある直感をつかさどる部分を刺激して、
ひらめきやカンが鋭くなるのかもしれませんね。
そんなように推測しています。



また頭蓋骨の様子の変化は
頭蓋仙骨治療というものをしたとき成功したかどうかの判断にもなりますね。