癒着は根源的に組織ダメージを生むのでは

「筋膜リリースをする」といわれても
なにをされるか漠然としてわからない。


そう感じる人が過半数


そのような人が『ここまで筋膜ってリリースできます』
っていう事実を知れば何%の人が必要と思うだろうか?


無理やり押し売りしたいわけではないです。


今まで私はわかりやすくデモをしたり、
ネットに写真つきでということをしませんでした。
成果の事実を伝えられたのはお通いいただいたお客様。
それも最近のワーク方法は数ヶ月前と比べても、
ちょっとだけまた化けたように自覚しています。
他の方々にはなにも伝えられていないから。。。


ふと、ワーク中にそんな考えが浮かんできた。


筋膜の癒着部位を緩めるかに特化して研究しています。
筋膜リリースから派生して他にも内臓や骨膜との癒着なども。
緩めさせていただく過程で癒着の意味を考えるようになりました。


本来はある筋肉と別の筋肉が一定の空間をもって会話をしていた。
情報をやり取りするとき細胞レベルの話から筋肉や臓器も、
すべての組織は個々が空間を保ち独立している。
細胞間は空間ではなく体液で満たされています。
ここでは体液というものも擬似空間と解していただければ幸です。


原子レベルで観察すれば電子と陽子の間に必ず空間がある。
同様なシステムがフラクタル状に続きます。
人体にも陸続きで延長線上にあります。
地球に海の波の満ち引きがあるように、
動植物に呼吸という酸素を吸って二酸化炭素を吐くサイクルを生むように。
細胞レベルでも呼吸の波が絶えず繰り返されて生きています。


生命を維持し続けるには必要な波間という空間が必要です。


独立関係を成立させる空間が狭められ固定されると?
それが組織同士が癒着。
組織同士が空間を保ち続けることができている状態が自然です。


ときには動きの誤用で癒着のような空間を狭めるときもありますよね。
結果は癒着と同じようなことが体内で起きてしまうでしょう。


癒着している状態に不自然さを感じる。
人の体の豊かさや美しさに水を差した。
組織同士の空間が狭まる状態変化。
それは単純なれど根源的な違和感を発し続けている。


「癒着」は「執着」と同じ硬さと息苦しさの象徴だろう。


癒着を解消していき
もっと自然に近づけていきたい。


自然に近づくことで、
人の美しさが深まる!
本当です。


そのような実感を得ながら
施術疲れでぐったりします。
充実。