歯科矯正ストレス

歯科矯正ストレス

歯科矯正をするにはそうとうのストレスがついてまわります。
それは実際にしてみたことがあるものしかわからないでしょう。


私は実際には歯科矯正は受けたことがないため
体感によるストレスを感じたことはありません。


だが昨日ワークをしているときしみじみとそう感じました。


無意識に下顎の歯列裏に装着した装具を舌で押して確認する。
その動作が舌下筋を硬直させてのど前面の筋肉を萎縮させる。
咬筋に力が無意識かつリズミカルに入る。
これが外見上がむをかんでいるように見えたりするようです。
それにより側頭筋を固めこめかみ部を硬化させる。
また顎関節のずれが胸鎖関節になんらかの影響をあたえることで、
鎖骨の中央部よりの鎖骨下筋に大きめなしこりをつくりだす。
体の後面では顎関節の不安定さにより頭の重さがぐらつきだし、
胸椎一番あたりの頚椎を支える下部に圧迫が加わり後屈。


筋肉は鎖状にいくつもの関連して機能します。
いまの私の知識でそれを読んでいくとわかる範囲内でみてみると
このようなことがわかります。


立ってもらい体を観た瞬間に首の後側が気になりましたので、
つらいのだろうと思いました。
するとやはりこめかみ奥に違和感があるとおっしゃられます。


歯科矯正ストレスだけでこのような窮状になったわけではありません。
ただし顎関節のずれは大きく精神的なダメージを与えやすい場所です。


もちろん施術で問題箇所をケアするんですが、
顎関節や口腔内に意識がいくと重心が丹田に置けずあがりだし不安定に。
肉体的にも居心地の悪さを感じるが精神的にも同様な影響がおきやすい。
それは歯科矯正が終了するまで個人差はありますがかかり続けますから。


どうにかこの状況を踏ん張ってやり過ごしていただければと願います。