部分の問題は全体の問題からきているとみること


「ある部分に問題が生じるのは、
有機体全休に問題があるからなのです。
その証拠に、手順を踏んでいけば特定の欠点は根絶されます」
とアレクサンダーテクニークのアレクサンダーはいいます。
(『ひとりでできるアレクサンダーテクニーク』より)


とても意味が深い言葉ですよね。



主訴として腰痛があった。
一般的に、腰痛を感じる腰部が問題だと考えてシップなどを貼りますよね。
ですが問題が生じているという特定部分にしか目が向いていません。
アレクサンダー的にいえば身体全体に問題があるはずなのに。


一過性の疲労性腰痛はシップだけでもいいでしょう。
ですが慢性的に繰り返される腰痛ではすでに
身体全体に問題があるという視点で見つめなおす必要があります。
そのようなときはボディチェックをしてみればわかることですが、
実際に関連している筋肉はことごとく硬化したり弱化しています。
また炎症していても痛みが麻痺していてわからないだけのことも。
そのようなところはチェックされると痛みで驚かれるはずです。


そのようなチェックを日々していると問題箇所がひとつあれば
他にも問題箇所がみつかるのが当然のように受け入れられます。


そして当然のごとく問題がある部分は解くときは後回しにする。
身体全体を見れば他のより優先順位が高いところがみつかるためです。
この解くための優先順位を理解することができれば
特定の欠点を解くための手順がわかります。


アレクサンダーテクニークのような身体の使い方の改善も必要です。
でも施術によるアプローチもあわせれば成果は早く確実になるはず。