膀胱経がダメージを被ると自律神経が失調しやすい

施術をしている先生の多くは、
前傾姿勢となり手を使い圧をかけたり
マニュピレーションを施すことが多くの時間を占めます。


そのとき背中に伸びる脊柱起立筋に多くの負担をあたえます。
それにより脊椎の椎間板に異常が生じて脊柱がゆがみだすこともある。


そのときには注意が必要だと思います。


神経は脊髄神経後肢にかかわるため、
脊髄神経へと起立筋の負担蓄積は脊髄神経へダメージをあたえることに。
それにより交感神経と副交感神経の調整をする自律神経系にも影響がでます。


交感神経はたとえば日中に活発に動くときのモードで
消化を抑制し心拍数を上げてエネルギーを消費する。


副交感神経はたとえば夜に睡眠とるとかリラックスしたモードで
消化を促進し心拍数を下げてエネルギーを蓄積する。


通常は起立筋が硬化して短縮すると交感神経が優位になります。
交感神経が優位になることで興奮状態が続く。
体に蓄積されたエネルギーは消費し続けられ
徐々に消耗していくこととなります。



膀胱経という経絡に起立筋は関係しております。
そのために東洋医学をなさっておられる先生は
脈診をして膀胱経が虚とみてとることができる。


膀胱経が虚の状態が長期間続けば、
膀胱経と関係の深い腎経も影響がでることに。
それで腎経の関連筋である大腰筋が硬化短縮しだすことも多くあります。


左右の大腰筋が縮んだままであれば、
強力に腰椎が縮んだままになります。
腰部が前後に大きくゆがみだします。
それにより腰椎と胸椎の境目に深いしこりができてしまう。
骨盤の前傾が大きくなり内臓の下垂も起こるし、
腰椎椎間板の縮みにより腹腔内も縮み内臓を圧迫します。
大腸や小腸やその他の消化器や女性なら内性器にも影響が出ます。
横隔膜の上下動がしづらくなり腹式呼吸が苦しくなります。


人間の体を取り囲む筋肉はたまねぎのようないくつもの層になっています。
それらの層が時間の経過とともに硬化状態が深まりだします。


この状態を長期間続けますとると、
自律神経が失調した状態になることもあります。




私はそのような状況を改善する方法を求めて、
テキスト等に書かれていない応用法を試行錯誤してます。
私が集めたテキスト量は相当と思われますが
それでもまかないきれないから試行錯誤が必須だと思う。


そのようにして施術でしっかり時間をかけてここを解けば
元通りのその方の体に戻ることが起きるかを知れば理解できます。