施術で脚力を存分に活かせない問題点


私は施術のときワークベッドを利用していません。
ゆかに毛布とヨガマット。
そのような簡易な場です。


私が体の重みをかけるとき、
適したようになっています。
最大のメリットは、
私の重心をお客様の重心位置より高い位置でキープできる点。


今は特にそれを遺憾なく発揮できる施術技術に特化している。


弱点は寝ている状態で側面からのアプローチをしにくい点です。
足の膝を使えば多少その状態も緩和できますが苦しいところで、
側臥位でホールドしながらアプローチすることにせねばならない。


ただ一番難しいのは、
下半身の筋力をどう発揮させつづけるかです。


単純に筋肉を収縮したり伸張させたりでは発勁できません。
体の中で骨の周りに弾性ある筋肉をぐるぐる巻きつけて
筋肉を伸張させ距離を長くして力を発揮させる。


中国武術などをなさっておられる方には、
この意味合いはわかると思います。
外見上は助走なく圧をかける姿に、
ただ触る程度の力しかかけてない。
それなのに浸透するずり圧をかけるのに最適な
皮膚を通り越しその下にまで届くような力強い
圧を取り出すことができる。


ワーク後にお客様に体の使い方をお伝えするとき、
『筋肉は一定のやり方でねじると
こんなに強い力が簡単に取り出せるんですよ』
という説明のずっと先にある技なのです。


立位では比較的楽にこの力を取り出せるように
地面と足裏の設置面を感じ取りベストポジションにささっと移行できる。
これができれば骨と筋肉をバランスよく使えるので、
骨を中心軸へ据えて動かせるから肉体疲労度が低減できる。


だが私の施術姿勢は
非常にきつい前傾で一日に8時間以上保持しています。
それも時にマックスに近い力を60秒以上持続したり。
この姿勢でどうやって上述した力を取り出せばいいか。
今は試行錯誤しています。


技術指導を誰にも受けず独力で悩み続けています。
はじめから人に頼れないからさっぱりしているんですけどね。


ただけっこうレベルが高い問題でどうさばけばよいか難しい。
どうにかせねばと必死に考案中です。


現在は仕方なく沈勁という私の体の重みを利用する力の取り出し方で
対応してますのでつらい身体的な疲労と戦わなければならない。


肩や腰の痛みや過労による体重激減に耐えつつ。
あと一月くらいで結果がだせれば命がつながるのだが。^-^;