書籍紹介:『太極拳に学ぶ身体操作の知恵』

体を活かして使うとき
とても役立つ本があります。


太極拳に学ぶ身体操作の知恵―「10の言葉」がカラダを拓く!


太極拳に学ぶ身体操作の知恵―「10の言葉」がカラダを拓く!
という太極拳関連の書籍です。



太極拳十訣をあげての内容です。
太極拳や他の中国武術等を実践なさっておられる人には、
レッスン中に師から耳にたこができるほど繰り返し聞く。
なじみの基本にして要訣です。


ならば太極拳をしている人しか読む必要がないかといえば
そんなことはありません!


私が姿勢や動き方の良し悪しのチェックをしたりアドバイスをするとき、
10の要訣のうちの今日はここを注意していただこうなどと参考にする。
そのようなことがよくあるのです。



十訣には虚霊頂勁、含胸抜背、鬆腰、分虚実、
沈肩墜肘、用意不用力、上下相随、内外相合、
相連不断、動中求静
があります。


太極拳の動き方のエッセンスが結集した珠玉の教えです。


ときどきエクササイズの本などでは、
私としてはこれは違うんではという
あまりよく練れていない考えが公開されていることも目にします。
例えば10%でもそこに納得できる知識があれば、
その利をもって90%のロスを承知で学ぶ訳です。



ですがこの太極拳の十訣を学ぶときには、
そのようなロスを甘んじて受ける必要がないのです。


漢字ばかりでちょっと受け付けられない人もいるかも。


ですが重要な項目はイラストで図示して解説がわかりやすい。
このイラストを見るだけでもあっ!と気づくことがあるはず。
これほど太極拳の十訣についてわかりやすい本は珍しいです。


それに著者の要訣についてのエピソードが親しみやすい。




実はこの書籍は私は私どものお客様からいただきました。
長年本格的に幅広く太極拳を実践なさっておられる方です。
とてもよい本だから読んでみてとお勧めしていただきました。


本当に読みやすいしわかりやすかったです。
えぇ〜、こんないい本だれが書いたの!?
と秘密にしておきたいようなことまで
出し惜しみせずに公開する姿勢に脱帽。


精読すべき本のなかの一冊です。


Sさま本当にありがとうございました。m__m