体から起きる潜在意識のクリーニング

獰猛な肉食獣があふれるジャングル。


人間は牙もなく鋭い爪もない。
陸に降り立つ比較的に弱い生き物だ。


ひとたび飢えた狼の標的になれば、
戦うか逃げるか。


腕に自信がない限り戦いはしない。
逃げることが多かっただろう。


アドレナリンを急噴出して痛みを麻痺させる。
脳に急激に血液を集め意識を鋭敏に研ぎ澄まし集中した。
心臓の鼓動を激しくし、
傷口がふさがりやすくなるようにさせた。
手のひらは汗をかいて湿らせて棍棒を滑らせないようにして、
足の裏も汗をかいて地面にフィットして逃げたり戦えるようにした。


急場をしのぐために持てるエネルギーをすり減らして生き残りを選択した。


ジャングルでは敵といつ出会うかもわからない。


そのようなエネルギーの流出は枯渇を呼ぶ。


そうならないように安住できる安全な住居を手に入れ、
家族を守り協力しながら生きてきた。
その家族や集落という安全地帯では、
無駄にエネルギーをすり減らす必要がない。


エネルギーを温存できる安住の地です。


現代では目に見えない恐怖心をあおる獰猛な野獣におびえる。
たとえば以前は田舎の小さな集落では殺人事件など
100年に一度も起こらなかった。


それが日常茶飯事に新聞やテレビから
身近に起きた暗い気持ちになるニュースが伝えられる。


危険を避けたい。
そう防衛本能は叫ぶ。
潜在意識は危険から身を守るには
身を硬め緊張し続けよと肉体の反射が起きる。
または必死に戦えと見えない敵に立ち向かうよう肩をいからせ続ける。


レモンをイメージしたら勝手に唾液が出てしまう。
人間は想像したイメージに反応する動物なのです。
そのメッセージに左右され生きてきて気づかない。


ネガティブな情報が繰り返し送り込まれ
一種のトランス状態に入り込んでしまう。


常に見えない猛獣と戦い続けて緊張の連続。


このような場合には洗脳にも似た状態に陥れられているといいます。



このような洗脳された自分を解放することで
筋緊張の呪縛から逃れられることがあります。


また筋膜をリリースするとき精神的な緊張により作り出された筋緊張部分の
琴線に触れて緩めたときにいくばくかの精神的な呪縛から逃れることもある。


それは特定の不安を思い描くとそれに対応した特定の筋肉部位を固めて
そこを緊張させることでその不安や恐怖などから逃げようとしてしまう。
それにより起きた筋緊張部分を緩めると悪しき緊張の条件反射が収まる。
そのような体に染み付いた感情を解放させることができる。



ネガティブな発想が生じにくくなる。


そのためネガティブなモードでは筋肉が萎えて思わぬ失敗や
途中で力尽きるなどの苦しい思いをしてしまっていたが、
本来持っていた内側に秘めた体力が活性化して発揮できるようになる。
そうすると普通に「自分ならできるんじゃないの?」
とか「なるようになるさ。どうなっても対応できるよ」
とか「大丈夫!」
とか楽観的な考えが浮かぶようになる。





筋膜をリリースのみで心の重荷がおろせるまでいくには、
大変な道のりを歩かねばならないこともあるでしょう。


ただそこまでお客様とともに進むことができればうれしい。^-^)