最近施術でスティル・テクニックを用いています


オステオパシー手技の『靱帯性関節ストレイン』や『ポジショナル・リリース・セラピー』は個人的には書籍から学び取るのは容易な手技と思える。
特に前者は習得が容易だが効果が大きい便利な手技だ。


そして他のオステオパシーのテクニックの重要なもののひとつに
スティルテクニックという
オステオパシー創始者A.T.スティルが遺した手技があります。


邦訳本が出版されています。
オステオパシー・スティルテクニック・マニュアル 第2版


このテクニックは貴重な電光石火のテクニック。


短時間ですばらしいリリース成果を得ることができる卓越した手技です。



ただ個人的なイメージですが、
スティルテクニックは研修を受けないと
手技感覚が得られないようで少し難儀します。


テキストを観ながら試行錯誤しながら研究しています。
意図的に多少独自の強引なやり方に終始していますが、
要領をえるよう感覚を研ぎ澄ますように工夫してます。


少しずつスティル・テクニックのすばらしさを
実感できるようになってきました。
リリースされるときの痛みなどの不快感が少ないため、
しこり化した筋肉が解かれた本人がそのことに気づかない。
そんなうれしいことがおきてしまいます。


筋膜マッサージを施す前に、
『靱帯性関節ストレイン』『ポジショナル・リリース・テクニック』
『関節モビリゼーション』や他さまざまな手技のなかから
問題部のリリースに最適な技術を選択し施し下準備をすることがあります。
それらのなかに『スティル・テクニック』が入れば幅が広がります。
理想的に機能しだせば切れ味が鋭い強力なツールになるでしょう。


まだまだ研究をがんばらねば。