昨日はPM4時に等々力へ散歩。
世の中は連休中。
私もこの日は半日空けて休日を楽しみましょう、という思惑。
等々力への道は以前でかけたときと同じルート。
奥沢駅の近くにある「奥沢神社」。
ご神木の力強さに圧倒される神聖な神社で参拝者も多い。
わらで編んだ大蛇を拝見。
石造鳥居の上段に
くりくり目玉で散切りヘアーの大蛇が巻きつき見下ろしている。
ユーモラスでかわいい。
このこのファンも多いはず。
以前奥沢村で疫病がはやったとき、
八幡様のお告げで大蛇を作り練り歩き神社に祀りなさいという。
そのとおりにしたらたちどころに疫病はぱったりとやんだ。
それより続いてこの地を守ってくれるようお祭りしている。
本堂の左手に弁天さまを祀る。
不思議な静かさ雰囲気がある。
等々力通りを伝って「九品仏浄真寺」。
九品仏浄真寺は広さ3万6千坪を誇り、
開山当時から本堂や阿弥陀堂の配置は変わっていない。
保存されるカヤの木や菩提樹など自然が守られ都内でも異彩を放つ。
ただ開門はPM5:00までですでに閉門。
残念ながら門の中に入ることはできなくて。
この地はもとは世田谷吉良氏系の奥沢城があった場です。
城が建つ跡地をいくつかまいりますと気づくことですが、
独特な生命力が湧き立つ力強さを感じます。
都内ではもうセミの音が染み入ることもないころですが
けたたましいヒグラシ。
そしてここからが個人的な本題なのです。
知人がガンをわずらい転居したのですが
転居元の神社、仏閣に幾度もお願いをしておられました。
転居先で小さきながらも心躍らせる家庭菜園に励んでいます。
ただ大腸がんで大きな手術をしたこともあり腸閉塞が起こる。
腹が張り気に病むほどで眠れないこともあると申します。
心の支えになってくれていた転居元の神社等へ参ると、
少しはこころが落ち着くかもしれません。
それに「お礼参り」は特別な意味があります。
重病であれば鬼気迫る形相と思いで願います。
でも困ったときだけお願いし後はしらんぷりではだめです。
あとでお願いしてもかまってくれなくなりますよね。
人間づきあいもそうですよね。
神様との交流もそうなのです。
今までの経過報告と感謝の念を伝えたいしそうする。
それが当然のルールなのです。
ですががんの治療で体力が落ちたためちょっとした外出も大遠征の状況。
なので勝手に私が変わりにお世話になりました等々力近辺の神社へ。
とまぁこういった考えでありまして。
お礼参りにいったことさえ本人には
伝えておりません。
とりあえず私が次回に訪問するとき
腸閉塞の具合がよければうれしいと。
帰り際に「等々力渓谷」に足を伸ばそうとしたら、
渓谷に向かう階段を下りると
・・・驚くほどの闇・・・。
都内にこんな”闇”があったのか!!
渓谷に街燈がないと気づいた。^-^;
しかたなく目黒通り沿いを歩き「等々力不動尊」へ。
等々力不動尊は強力な磁場を秘めた霊場です。
役行者が彫ったと伝える不動明王が安置されていると聞きます。
こちらは本堂前だけちょっと光の差す”闇”の世界。
等々力不動尊本堂左脇の階段を下ればまったくの闇。
この階段を下りられず湧き水をいただく考えを断念。
闇に対して気味が悪い感覚はありません。
ただ暗闇で急勾配の階段を下り湧き水確保は
懐中電灯がないと確実に怪我をしますよね。
「いい年して」と家人の声が脳裏に浮かびました。
それはちょっと。。。
いろいろとめぐっていたら、
帰宅はPM8:40ごろ。
ずっと歩きでしたので万歩計つけてたら笑える歩数をだったでしょう。