顔のシンメトリーについて

頭蓋骨が左右差は誰しも少なからずあります。
私も恥ずかしながら左右差がありますね。
左の顎関節部位の筋肉群が左首筋に比例して硬い。

筋肉部分が硬くしこりとなるということは、
その下を流れる血行が悪化していることを意味する。
血液により酸素や栄養素を送られて細胞ひとつひとつは生命力を持てる。
その重要な血液量が低下している部分には
躍動する表現力が減少しているということ。

たとえば.....
有名な女優はカメラマンが写真を撮るとき、
表情筋に演技をさせることができます。
ただ表情筋や頭皮の下に隠れる骨格に演技をさせるのは難しい。

小顔を作るためのＤＶＤ付きの本とか出版されているようです。
頬にある骨を定期的に自己矯正することで小顔にするよう工夫。

自己責任でリスクを背負わないといけないが、
骨格レベルでの表情改善をもくろむ面白いコンセプトですよね。

自分の顔の左右差を知っているとは？

顔の「筋肉」や「皮膚」についてとどまることなく
その下にある「頭蓋骨群」などの状態をも把握しているということです。

もうひとつ付け加えるならば、
他に頭部の血液やリンパ液などの体液の循環。
頭部に心臓が送る血液の１／３が
動脈伝いでやってきて、
静脈伝いで戻っていく。
リンパ液の流れも滞りなく循環よどみない。
そんな感じがよろしいのです。

表情ひとつとっても
いくつものパーツが相互に関連し合います。
だから各々のパーツの様子を把握していき、
それらパーツの問題点を分析していきます。

単純に左側表情筋が硬いからそこだけを解けばいいか？

それは顔を体全身と相互関連する一部と観ずに対処する方法です。
いずれその左側表情筋の硬さは復活します。
復活するときは一度柔軟性を与えられているため
以前硬かったときよりももっと強力にその部位の筋肉を収縮させ短縮される。

日々のフェイスマッサージを丁寧にしていれば、
みずみずしい肌を保てるでしょう。

ただ本格的にかゆいところに手が届くように考慮するならば、
もう少し視点を深める必要があるのかもしれません。

体のある一部分だけを矯正すると過矯正に陥りやすい。
一部をちょうどよいだけ矯正するには高度な技量が必要です。
以前から機能していた他の体の部分とのバランスが乱れます。
矯正は関連する部位をひっくるめて考える必要があるのです。

顔のシンメトリーをかなえるには、
筋肉や骨格そして体液の循環などを読んでいくこと。
どれひとつ欠けずに総合点をアップさせていくこと。

その総合力により顔のシンメトリーはかなうことのようです。