自分が選ぶか専門家が選ぶか。

ここで私的な専門家のアドバイスってすごいなと痛感したエピソードを。



ちょっと前に、
知人が貸衣装を借りにいくこととなりました。
私にはいくつかの衣装を着たときにどれがよいか後で選ぶために
写真を撮るように役割を仰せつかりました。


知人は自分がどのような衣装がいいかという好みがあったんです。
シンプルな衣装にしたい!!
舞台ではそれが自分に似合うはずと思っていたんです。


ですが実際に貸衣装屋さんに足を運んで衣装を着てみる。
そして衣装のカタログをみてシンプルな衣装をチョイス。


着てみる。


・・・・・。


どうも似合わない。


とまどいつついくつか変えて着てみたが納得できない様子。


私も正直なことをいう性格ですから、
若干のフォローの言葉をいれつつ再考すべきと伝えました。


そしてその日は決められずに解散。;


楽しそうな貸衣装選びが一転、
落胆の気持ちを引きずりつつ。


どこかで落としどころをみつけて
気に入らないところがあってもそれでよしとすべきか?!
そんな戸惑いがあったはずです。




そして後日、
もう一度貸衣装屋へ。


「あれが一番マシに思えた」という基準で選ぶしかない?
そんな気持ちがあったのかもしれません。


このときもはじめは自分が理想とするものを選択しました。


ただ前回と違うのは店員さんのアドバイスがあったこと。


店員さんが「これがいいんじゃないのかと思いまして」と
ごそごそっと裏手から衣装をもって来てくれました。


すると驚くほど似合っていたのです!!


鏡に映った姿の印象がまったく違います。


私も「衣装の力は恐るべし!」と思いました。


多くのお客様を接客しつつアドバイスをしてきた店員さんの力量発揮。


ただ前回には他の店員さんにみていただいたのですが、
そちらの店員さんは思うようではなかったのですよね。


同じお店にお勤めの店員さんでも
ずいぶん違うものだなと痛感しました。


そして嬉々として「こちらを貸してください!」
双方にこにこです。^-^)



お客様にしてみれば、
自分が当初イメージしていたものが最良かといえばそうではないこともある。
そちらを自分の手持ちの仕事に精通した店員さんが適切なアドバイスをする。
お客様が当初考えていたもの以上の最良の結果を得られることとなれば、
店員さんもいい仕事ができて感謝の言葉を受け取りうれしくなれるわけです。


いい仕事にはいい評価に。
それはやはり知人に伝えたくなりますから、
なにかあればそちらを紹介することになるでしょう。


そのような仕事を私もしていきたいなと感じました。