速読やフォトリーディングの本を読んだときに、
丹田呼吸をしましょうと書かれていました。
我流ですが丹田呼吸の簡単なおこない方があります。
四足の動物は、足の裏二点と手の裏二点の計４点で体を支えています。
このとき自然に胆力がしっかり発揮しやすくなるようにできています。
地面に立つときに地面から、ぐいっと押し返してくれる反力を感じる。
人間は二足で立ちますから足裏の二点は地面についていますが、
手の裏は空中に浮いていた状態です。
４点で体を支えるよりも不安定です。
そして手のひらは地面からの反力をいただけていません。
では神社で拍手を打つ感じで五指を伸ばしつつ、
手のひらを目の前に合わせるようにしてみてください。
肘は左右に開きすぎず適度に下に向けるようにすると、
肩甲骨が下におろせます。
この状態で、両手のひらをぎゅーっと押し付けあって、
そして少し腹が膨れる感じで息を吸い込んでください。
両手をぎゅーっと押し付けあうことで、
体の中心線方向に向かうベクトルが意識しやすくなることと、
もうひとつは四足で立っているかのような安定感を感じます。
するとしっかりとした力感が腹に現れるのです。
このお腹の力感をしっかりとキープしたまま、
ゆっくりと左右の手のひらを離していきます。
そのようなお腹のコアができている状態では、
胴体の重心点が安定してくれてます。
自然に姿勢を良くしたくなりますし、
手足が軽く作動するようになります。
神社でおまいりするときなどで、
ぜひ一度試してみてくださいね。
